かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

理想の老後を夢見る、老人ホームなんか行かないよ。

2025-01-30 19:14:53 | 日記

2か月に1度ほど、高血圧の薬の処方のために近くのクリニックに行くことにしているが、今日はそれに合わせて国保の特定検診(無料)を受けた。

身長・体重・腹周り・心電図・眼圧・血液検査・尿検査・いつもの血圧計による血圧測定と医師による問診、という簡素なものだが、すでに胃検診(バリウム)、肺がん検診(レントゲン)、大腸検診(検便)は、これも無料で他日に実施しているので、昔の勤労時代の人間ドックと比較したら腹部の超音波検診、視力、聴力、肺活量の検査がないくらいで、当時は1万円くらい払ったから、すべてにわたって無料なのは年寄りに寄り添っているというべきか。

高齢者の検診に、超音波・視力・聴力検査がないのは、年寄るとともに当たり前に視力も聴力も衰えて、ガンにもなるだろうから、行政は「まっ、いいか」と考えているからだろう。勤労者の検診とは、いわゆる「労働力の維持」(機械に組み込まれた歯車のメンテナンス)が主目的なのだろうから。

年寄りでガンになりたくなければ私費でどうぞ、ということなのだろう。

それはそうと、最近オシッコが近くなり、夜中に二度ほど起きるほどに頻尿なのであるが、今日は、クリニックで尿検査のための紙コップを渡されてから、まったく尿意を感じなくなり、悶々としながら2時間半後にようやく50ミリ程度の色の濃い尿が出た。2時間トイレに行かないなんて日常ではありえへんのに・・・こういった神経障害も「老い」ということなのだろうか。

「老い」は確実にやってきているが、近い将来、私財を投げうって老人ホームや、隔離施設と言ってもいい公的な特別養護老人ホームなどに入って余生を送るなんて爪の先ほども考えていない。ばかげている。

ボケて強制的に施設に入居させられるということは考えられないではないが、その前にオイラは死を選ぶだろう。多量の睡眠薬を携えて「分け入っても分け入っても青い山」の道なき森の中で小鳥たちのさえずりを聴きながら静かに深い眠りにつくのだろう。(ロマンチックだ。)

と、物騒なことを考える前に、どうしたら幸福にあと〇〇年を生きながなえるということが肝心だ。

年末に「NHKドキュメンタリー78時間」を少し見ていたら、たぶん別府の鉄輪(かんなわ)温泉だろうが、あそこには「貸間旅館」というなの自炊宿があって、九十いくつのご老人が長逗留して、毎日湯あみしながらきままな余生を送っていた。「あ、いいな、」と思った。

全国の湯治宿を調べると、1泊4000円前後の自炊宿がまだまだあって、贅沢さえしなければ、年中宿だけで年金だけで暮らしていけそうだ。わが鳴子温泉にだってまだまだ3000円台の宿賃と良質な湯を併せ持つ湯宿はある。

できれば山や海がすぐ近くにある温泉郷のそんな自炊宿が理想だ。春は山菜、秋はきのこ、渓流や海岸での釣りと食材の確保も楽しいであろう。(釣りはやらなくなったが、宿に釣り竿があれば手に取るかもしれない。)

冬でもあったかな南西諸島は、残念ながら温泉が少ないので、通年滞在とはいかぬが、夜の星空ウオッチングと砂浜で静かな波音を聴きながら島酒を飲み眠りにつくなんて、まさに夢みたいな世界だ。石垣島のゲストハウスではなんと個室2000円台のキッチン付きという宿も健在だ。(とにかく眠れるスペースと若者の騒音さえなければという話なのだが・・)

とにもかくにも、元気で自意識のあるうちに、「年寄りよ!理想の地の理想の自炊宿を目指せ!」というワタクシの個人的見解なのである。

 

 

 最高の一人湯だった北八、本沢温泉雲上の湯(標高2150m)

 

石垣島のゲストハウス

大分鉄輪温泉双葉荘

鳴子温泉自炊宿(観光協会)

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

経ヶ岳(きょうがたけ)・1625m・日本三百名山№269

二百名山にも経ヶ岳があるが、そこは長野県の中央アルプス近くの山。この三百名山の経ヶ岳は福井県大野市と勝山市の境界で直ぐ近くに百名山の荒島岳が眺められる。比較的新しい火山の名残とかで、稜線付近は展望もよく、一部やぶの深い場所もありそうだが、周回も楽しそうである、

経ヶ岳Wikipedia

 

「ぼちぼち山歩き|Bochi Hiking」さん提供

福井・経ヶ岳】絶景の稜線歩き・周回コース(奥越高原起点反時計回りに周回)

とても丁寧で、共有登山感たっぷりの映像でした。この手の飾らない若者が好きだ。

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