Abobe the rough seas,
荒海や
stretching herself out over Sado Island
佐渡に横たふ
The Milky Way.
天河
* 芭蕉が奥の細道で詠んだ句を、ピーター・J・マクミランさんが英訳したもの
8月19日は、語呂合わせで「俳句の日」であることをテレビ朝日グッドモーニングの林修先生に教えられた。
7月末発症のG病のせいで、ずいぶんと野外に出かけなくなって、俳句の真髄たる「写生」の機会を失っていて、いつの間にか立秋、旧盆も超えてしまった。
歩くことも、汗をかくことも苦にならないくらい回復しているので、そろそろ、カメラをぶら下げた写すだけの「写生」をはじめよう。ひさびさ晴れ渡ったので、3週間ぶりに野草園に立ち寄る。木陰のベンチで「速読英単語」にセミ声をいっとき忘れる時間帯もあったが、いまだミンミンとツクツクは元気に夏を謳歌していた。
木陰にいて微風に吹かれていたら、もう「酷暑」という言葉は消えていた。花も実もすこしづつ秋色に染まっていると感じた。
芭蕉の「天河」のような大きくて広くて宇宙の音が鳴り響いているような俳句を生涯一句でも作りたいなと、常々思っている。そろそろ星空も恋しくなっているのだし、やはり俳句は「写生」=「臨場」から生まれるのだろう。もう、お尻のことなど忘れて出かけたくてたまらない。明日から、まずはWalking。そして、「句」を生み出そう。
ミズヒキの グラフに添いて 秋は来ぬ
UFOを 待ちわびている ショウマかな (レンゲショウマ)
ミソハギや 集めて重き 蜜団子 (トラマルハナバチ)
初秋の 燭ともなろう 黄一色 (女郎花・オミナエシ)
ぼろぼろの 蝶の軽みや 松虫草 (ジャノメチヨウ)
カンボクや あの子この子と いそぐ秋
ララバイは うすくらがりの あざみ歌 (ダキハヒメアザミ)
吾亦紅 きみもそうかと つぶやけり
アリも チョウも 寄せては匂ふ 臭木かな
合歓木の 日傘に騒ぐ エナガの子
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