かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

十三夜 真夏の始まり

2017-06-07 19:47:49 | 日記

関東・甲信越まで梅雨入りとか。梅雨前線が北上したということは、南島は、太平洋高気圧。ぬめっとした空気と積乱雲とやや水蒸気を帯びた青空。梅雨明け宣言は、まだだろうが、オイラは(おびただしい)雷鳴と豪雨が大好きビトなのだから、このままでの梅雨明け宣言は好まない。

朝の自転車通勤時、一瞬クマゼミの鳴き声を聴いた(ような)気がした。本格的な真夏は近い。あと何回、石垣島での夏を過ごせるのか、と思うと、一朝、一夕の「時」が愛おしい。

朝の自転車通勤時、併せて、荷台に乗せられて食肉工場に行く黒毛和牛もいたし、名さえ知らない鳥の交通事故死も目撃した。

巡り巡る季節の循環と、ヒトの計算と不条理による死。

東山魁夷画伯の言葉を反芻している。

「宇宙には時間というものはないが、生きとし生きる我々には時間というものがある。

生は時間。死は停止(あるいは無)」

という意味合いだったか・・・・

 

 

 

 

 

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11.2のお月様

2017-06-06 20:34:28 | 日記

晴れた八重山。久々だなあ。東の空には11.2の月が輝く。このまま、梅雨明けて、星の季節到来となってくれればいいが、南十字もこの月が下弦となるころは宵から深夜に向けての南の空に確認できるのだろう。何かと忙しい6月となりそうではあるが、天空を感じながら生きていたい。

 

 

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そろそろ、梅雨明けか、中休みか

2017-06-05 20:51:06 | 日記

未明から、日の出に向かって、周囲の小鳥たちの歌声が高らかになってくるのを感じると、きまって東の空が明るい。ベランダから道を挟んだオガンの森の一番高い梢には、このところ仲良くヒヨドリとメジロの仲間が同じ枝で歌声を競っている。といっても、ヒヨドリは喚声を繰り返し発するのみで「歌声」とは評されないが、メジロのほうは何かしら深い言語感覚で歌を歌っているようで好ましい。

きのうのホッカルーは、遊びに来なかったが、彼らの彷徨癖は分かっているので、当てにしないで機を見たい。バンナ公園には、定着組みが多いので、来年当たりは少しじっくりコンタクトを試みてみようか。あの赤い宝石のとりこになったら、オッカケたらざるを得ない。

ヤエヤマ地方の週間予報は、晴れと曇り、本州は、そろそろ梅雨入りだとか。梅雨前線が北上すれば南西諸島は梅雨明け。まだまだ大雨の洗礼は受けていないので、このまま、梅雨明けは物足りないが、早く星まつりの季節を迎えたい。

 

 

 

 

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今年も遊びに来てくれました。ホッカルーくん。

2017-06-04 20:16:19 | 日記

朝の日の出とともに、ホッカルー(リュウキュウアカショウビン)の声音がするものだから、p900君を引き連れてベランダに。今年も真っ赤なドレスで向かいの電線に止まってくれていました。

映像には、納められなかったが、このあとすばやい下降で、たぶん飛翔中の「タイワンゴマダレカミキリムシ」を捕まえて、電線にもどって、しばらくして、飲み込みました。

カミキリ君にとっては、哀れで、「死というものはこのように突然訪れるのか。」とあっけにとられたのだろうが、ホッカルーはいかにもうまそうに飲み込んだ。

いや、うまいか、まずいかはわからんが、ホッカルーにとっても生をつなぐためにはうまい、まずいは言っておれん、とグルメだダイエットだなどと一喜一憂している人間界をコバカにしているのだろう。

あと、しばらくは、子育てをして、南に帰るのだろうが、こんなに餌の多いヤエヤマからなんで、離れていくのかを、率直なところ聞いてみたい。微妙に寒いのだろうか。

 

カミキリゲットして凱旋したホカルー

 

https://youtu.be/QwXU1wk675w

https://youtu.be/m8r6QHLlO4U

 

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ばらの騎士・ドンジョバンニなど

2017-06-03 20:27:06 | 日記

別に、死ぬ準備というものではないが、ヒトは60まで生きた後は、「何となく」先が見えてくる。どんなにがんばっても、あと30年生きたらえらい。その30年という歳月は、経験しているからその短さにため息がでる。つい、こないだのことである。45年以上前の「ハタナカセンセイ」の顔立ちとピアノの音と教室の雰囲気は、昨日のように甦る。

リヒャルトシュトラウスは、ドイツオペラの巨匠であるが、モーツァルトについで、その音楽性に敬意を表している。彼の最高傑作「ばらの騎士」は、クライバーの東京公演のビデオを何度も見たので、あれ以上の舞台は、この地球で二度と体験できないものと確信しているが、この7月に日本の二期会が公演するということで、死ぬまで一度ライブ体験だけはしておきましょうということで、チケットを購入した。

わざわざ、東京にそのために往復するのもなんだから、後輩を誘って、翌日から海抜ゼロメートルからの富士登山を計画している。こないだの東山魁夷画伯の障壁画展は、野辺山にくっつけたものだが、今度は「ばらの騎士」にくっつけての富士登山です。富士山すみません。ついでみたいで。

そのあと、9月にはNHK秋の音楽祭で、今をときめくパーボ・ヤルヴィがモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」を演奏会形式で振るという情報を入手し、応募したら当たったので、これもチケットを購入した。モーくんのオペラは、これまで、フィガロとコジを体験したので、あと、「魔笛」「後宮」「イドメネオ」そしてこの「ドン」を聴いたら死んでもいいと思っていたので、三つ目の通行許可証をいただいた。(何処への?)

さて、わざわざ、それだけでの東京公演もさびしいから、山かトレラン大会のエントリーをセットにして東京を往復してきたいと思っている。オペラを楽しんで、翌日、深い森に出で立つ。

なにかの儀式のようだ。

 

鎌倉湾を背景とした長谷寺のハクモクレン。3月末。

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