「豊葦原千五百秋水穂国」(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに)とか「瑞穂国」(みずほのくに)とか言われている日本の国です。‘瑞穂’とはみずみずしい稲穂のことだそうで、稲が多く取れることから稲穂の実る国と言われていたのだそうです。いまの秋の田園風景がまさしくそのことで、今日は資料館前の田んぼでも稲刈りをして掛け干しておられました。
日本にコメが伝来してからずっとこの風景が日本の秋だったはずです。稲刈りしているおじさんに(今年はどうでした?)と尋ねたら(まあまあ、例年並み)といいながらニコッとしておられました。やはり収穫するときはそれまでの苦労が吹き飛ぶのでしょう、そんな笑顔に見えました。人吉盆地もそろそろ稲刈りも終わりに近くなっています。
‘葦原’といえば、私が住んでいる字名も‘葦原’です。芦原とも表記されています。たぶん、葦の原っぱで覆われたところだったと思われます。
今日も資料館に10時ころから3時過ぎまで行ってきました。ポツポツとお客さんが来られました。地元の陶芸家の方も来られてお喋りしました。芸術家というか、何か見る視点がちょっと違っていました。面白いなと思いました。
今日の天気(一時)