言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

仏像調査 余話

2021年11月25日 | 歴史探偵

 先週金土曜日の仏神像調査の余話を。

 瑞光寺跡阿弥陀堂の本尊さんの時代判定から気になっています。もう7年ほど前に資料館で預かっています。その時前から村指定の文化財になっていました。お堂が古くて雨漏りや横壁から雨が降り込んで仏さまにとっていい環境ではありませんでした。そこで資料館に(一時寄託)してもらっているのです。台座がいちばん傷んでいて立っていることが困難です。この仏像の造立年代を数回にわたって見てもらっています。

        

 ずっと前は(江戸時代作)ということでした。ところが5年ほど前に(鎌倉)ではという評価の話が出ました。今回の調査で再度見てもらいました。結論から言うと(???)・・・でませんでした。県下の仏教美術専門家5名の方が1時間ほど議論されました。Arikiさんのことば(6:4で上手くできた江戸、忠実に鎌倉風に造っている)でした。

 私としては白黒つけてほしいことだったのですがこればかりは致し方ない・・専門の方にも判断することが難しい仏さまのようでした。慌てることなく次の機会に判断してもらうことにします。

 それにしても(300万円)という修理費用見積もりが出ています。どうにかしたいと思っている仏さまです。私が宝くじに当たる Or どなたか奇特な方の寄附を期待するしかないのです。よろしく!

 

 今日は資料館勤務していたら、いきなりの16名の団体さんが来られて大慌てでした。こんなこともある田舎の資料館なのです。

 今日の天気(