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【心 de 経営】『書話力』を高める 7108 書話ができる人の日常を参考にする

2024-12-26 12:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7108 書話ができる人の日常を参考にする     


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちあいたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
  ■7108 書話ができる人の日常を参考にする
 既述の通り、書話のできる人というのは、論理思考ができる人に多いです。論理思考が苦手な人でも、ロジカル・シンキングやロジカル・ライティングでトレーニングを積むことにより、書話力を各段に向上させることができます。
 では、書話力が高い人は、平素、どの様な思考法や行動をしているのでしょうか。彼等から、コンピテンシーを盗み取ってみませんか。

①目的意識を常に持つ
 書話力の高い人というのは、書話など自分の仕事だけではなく、日常生活でもPDCAが励行されています。
 目的意識が強く、これから何かをしよう、何を書こう、話す準備をしようというようなときに、それは何のためにするのか、その結果、何を期待できるのか、誰のためにするのか等々、やるべきことの目的を常に意識しています。

②俯瞰的にものを見る
 目的意識を持って行動するときに必要なことは、自分がすべきことの全体を意識することです。
 そのために、書話力の高い人は、全体を俯瞰的に観るということが常態化しています。そして、自分がなそうとしている全体の中で、現状の立ち位置を常に意識しています。
 自分の立ち位置が解りますと、次に何をすれば良いのか、それが、その後、どの様な影響を及ぼすだろうか、等々を予見できるようになります。予見できれば、失敗を避けることもできますし、次に何をすべきかも明確に読めます。

③相手のいうことに耳を傾ける
 書話力の高い人は、相手のいうことを良く聞き、周囲をよく観察します。全体を俯瞰しながら、耳を傾けますので、相手の言っていること、言いたいことを理解できるのです。
 彼等は、相手の言うことを傾聴する、高い傾聴力を持っています。しかし、それをはじめから持っている人は少ないでしょう。平素、目的意識を持ち、俯瞰的にものを観て、傾聴することを励行しています。

④謙虚な姿勢
 書話力が高い人には、謙虚な人が多いです。謙虚さが傾聴する姿勢にも繋がります。
 「自分は何でも知っている」というような姿勢では、周囲の人は、その人のために何かをしてあげようという気になりません。人の話を謙虚な姿勢で良く聞く人には、周囲の人が、その人のために何かをしてくれることが多いです。「情けは人のためならず」ということをよく理解できているのでしょう。
 謙虚に自分を見られ、相手にも謙虚に接することにより、巡り廻って、形を変えて、自分にメリットのあることが返ってくるのです。

⑤クリティカルに物事をみる
 小さい子供は、「なぜ?」「どうして?」という質問をしつこいくらいに投げかけてきます。大人よりも好奇心が強いのでしょうか。
 ところが、私達はどうでしょう。
 目の前にあることを、そのまま受け入れ、何の疑問も持たずに毎日を過ごしてしまっていませんか?
 平素から、「Why so?」「So what?」という疑念を繰り返すことにより、新たな発見があります。
 目の前のことに対して「本当にこれで良いのだろうか」「これは正しいことなのだろうか」「他に何かないのだろうか」というような疑問を持つことで思考力が高まり、それが書話力の向上に繋がります。

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