たまおのページ

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けいたいがすまほに?

2012年05月09日 | Weblog
 5月 9日

 携帯がスマホになる。 かも?

 会社の同僚、田植えのため、数日間会社を休んでいました。
関東地方の米作農家としては、比較的広い田んぼを持っている
ようです。

 父親が借金してしまったので、その返済をしながら会社勤め
と農業経営、お金が貯まれば農地を広げようと考えているみ
たいです。

 繁忙期(田植えや稲刈り)の時期になると、会社を休んで
朝早くから農作業。昔は隣近所や親戚が集まって田植えをして
いたんだけれど、今じゃ家族だけで農耕機械を使っている
そうです。トラクターだけで3台あるそうです。

 「朝から何時間もトラクターに乗って、単調な<田起こし>や
<しろかき>をやってるとよぉ。眠くなるんだよ。一人だから
話相手もいないしよ。」
 「ラジオかTVを持っていけばいいんじゃないの?」
 「エンジン音がウルサイし、トラクターは揺れるし、あまり
上手くはいかねぇよ。持っていくのは携帯だけだな。」
 ということのようです。


 アタイが子どものころ、やっぱ田植えは一族が集まって、手で
植えていましたね。(そんなに広い田んぼを持っていたわけで
はなかったけれど、アッチコッチに何面もあったので、2日間
かかりました。」

 中腰で一列に並んで苗を植えていくんですが、1時間もやって
いると腰が痛くなって、耐えられないぐらいになりましたよ。
 あ、アタイは小さかったので半分遊びのような感じで、田んぼの
隅っこで植えていただけでしたがね。

 それはね。一列になった全員の 苗を植えていくスピード が
揃わないとダメなんですね。一人が早く植えても、逆に遅く
なってもね。リズムがあるんですよね。
 つうことで、田植え唄を歌ったり、太鼓などの鳴り物で調子を
合わせるんですよ。

 そいでも田植えは一種の娯楽でした。
 オシャベリしながら苗を植えて、休憩時間にはお茶とお茶受けで
それぞれ家族の情報交換。
 昼ごはんを食べながら近所の噂話。夜は酒が入って実りを祈る。
そういうことが楽しかった時代でしたね。
 (んでも、作業が辛かったのは確かです。あの時代のような田植え
をもう一度。とは思いませんね)


 あ、そいでね。話を元に戻すと。
 トラクターから降りて、なにげに下を向いた時、胸ポケットに
入れていた携帯電話がポロッと落ちたんだそうです。

 んで、会社での会話
 「携帯が落ちてよぉ、携帯が泥まみれになってしまったんだぜ。
水がすくなかったから、携帯の中に水が入らなかったみたいでよ、
壊れなかったんだけんど、携帯はドロドロだぜ。」
 「壊れなくてよかったじゃない。」
 「そりゃそうだけんど、そのうちに泥が隙間に入っていって、
使えなくなるんじゃねぇの? 娘がスマホを使っているから、
オレもスマホに変えようかなぁ。」
 「そういうことならさ、落とした携帯を拾わなくてよかったんだ
よ。そのまま苗と並べて植えておけばいいんだよ。」
 「なんで?」
 「秋になったら米が実るだろ。携帯も実ってスマホになっているん
じゃないの?」
 ワッハッハでした。
 
  
 
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