5月 9日
携帯がスマホになる。 かも?
会社の同僚、田植えのため、数日間会社を休んでいました。
関東地方の米作農家としては、比較的広い田んぼを持っている
ようです。
父親が借金してしまったので、その返済をしながら会社勤め
と農業経営、お金が貯まれば農地を広げようと考えているみ
たいです。
繁忙期(田植えや稲刈り)の時期になると、会社を休んで
朝早くから農作業。昔は隣近所や親戚が集まって田植えをして
いたんだけれど、今じゃ家族だけで農耕機械を使っている
そうです。トラクターだけで3台あるそうです。
「朝から何時間もトラクターに乗って、単調な<田起こし>や
<しろかき>をやってるとよぉ。眠くなるんだよ。一人だから
話相手もいないしよ。」
「ラジオかTVを持っていけばいいんじゃないの?」
「エンジン音がウルサイし、トラクターは揺れるし、あまり
上手くはいかねぇよ。持っていくのは携帯だけだな。」
ということのようです。
アタイが子どものころ、やっぱ田植えは一族が集まって、手で
植えていましたね。(そんなに広い田んぼを持っていたわけで
はなかったけれど、アッチコッチに何面もあったので、2日間
かかりました。」
中腰で一列に並んで苗を植えていくんですが、1時間もやって
いると腰が痛くなって、耐えられないぐらいになりましたよ。
あ、アタイは小さかったので半分遊びのような感じで、田んぼの
隅っこで植えていただけでしたがね。
それはね。一列になった全員の 苗を植えていくスピード が
揃わないとダメなんですね。一人が早く植えても、逆に遅く
なってもね。リズムがあるんですよね。
つうことで、田植え唄を歌ったり、太鼓などの鳴り物で調子を
合わせるんですよ。
そいでも田植えは一種の娯楽でした。
オシャベリしながら苗を植えて、休憩時間にはお茶とお茶受けで
それぞれ家族の情報交換。
昼ごはんを食べながら近所の噂話。夜は酒が入って実りを祈る。
そういうことが楽しかった時代でしたね。
(んでも、作業が辛かったのは確かです。あの時代のような田植え
をもう一度。とは思いませんね)
あ、そいでね。話を元に戻すと。
トラクターから降りて、なにげに下を向いた時、胸ポケットに
入れていた携帯電話がポロッと落ちたんだそうです。
んで、会社での会話
「携帯が落ちてよぉ、携帯が泥まみれになってしまったんだぜ。
水がすくなかったから、携帯の中に水が入らなかったみたいでよ、
壊れなかったんだけんど、携帯はドロドロだぜ。」
「壊れなくてよかったじゃない。」
「そりゃそうだけんど、そのうちに泥が隙間に入っていって、
使えなくなるんじゃねぇの? 娘がスマホを使っているから、
オレもスマホに変えようかなぁ。」
「そういうことならさ、落とした携帯を拾わなくてよかったんだ
よ。そのまま苗と並べて植えておけばいいんだよ。」
「なんで?」
「秋になったら米が実るだろ。携帯も実ってスマホになっているん
じゃないの?」
ワッハッハでした。
携帯がスマホになる。 かも?
会社の同僚、田植えのため、数日間会社を休んでいました。
関東地方の米作農家としては、比較的広い田んぼを持っている
ようです。
父親が借金してしまったので、その返済をしながら会社勤め
と農業経営、お金が貯まれば農地を広げようと考えているみ
たいです。
繁忙期(田植えや稲刈り)の時期になると、会社を休んで
朝早くから農作業。昔は隣近所や親戚が集まって田植えをして
いたんだけれど、今じゃ家族だけで農耕機械を使っている
そうです。トラクターだけで3台あるそうです。
「朝から何時間もトラクターに乗って、単調な<田起こし>や
<しろかき>をやってるとよぉ。眠くなるんだよ。一人だから
話相手もいないしよ。」
「ラジオかTVを持っていけばいいんじゃないの?」
「エンジン音がウルサイし、トラクターは揺れるし、あまり
上手くはいかねぇよ。持っていくのは携帯だけだな。」
ということのようです。
アタイが子どものころ、やっぱ田植えは一族が集まって、手で
植えていましたね。(そんなに広い田んぼを持っていたわけで
はなかったけれど、アッチコッチに何面もあったので、2日間
かかりました。」
中腰で一列に並んで苗を植えていくんですが、1時間もやって
いると腰が痛くなって、耐えられないぐらいになりましたよ。
あ、アタイは小さかったので半分遊びのような感じで、田んぼの
隅っこで植えていただけでしたがね。
それはね。一列になった全員の 苗を植えていくスピード が
揃わないとダメなんですね。一人が早く植えても、逆に遅く
なってもね。リズムがあるんですよね。
つうことで、田植え唄を歌ったり、太鼓などの鳴り物で調子を
合わせるんですよ。
そいでも田植えは一種の娯楽でした。
オシャベリしながら苗を植えて、休憩時間にはお茶とお茶受けで
それぞれ家族の情報交換。
昼ごはんを食べながら近所の噂話。夜は酒が入って実りを祈る。
そういうことが楽しかった時代でしたね。
(んでも、作業が辛かったのは確かです。あの時代のような田植え
をもう一度。とは思いませんね)
あ、そいでね。話を元に戻すと。
トラクターから降りて、なにげに下を向いた時、胸ポケットに
入れていた携帯電話がポロッと落ちたんだそうです。
んで、会社での会話
「携帯が落ちてよぉ、携帯が泥まみれになってしまったんだぜ。
水がすくなかったから、携帯の中に水が入らなかったみたいでよ、
壊れなかったんだけんど、携帯はドロドロだぜ。」
「壊れなくてよかったじゃない。」
「そりゃそうだけんど、そのうちに泥が隙間に入っていって、
使えなくなるんじゃねぇの? 娘がスマホを使っているから、
オレもスマホに変えようかなぁ。」
「そういうことならさ、落とした携帯を拾わなくてよかったんだ
よ。そのまま苗と並べて植えておけばいいんだよ。」
「なんで?」
「秋になったら米が実るだろ。携帯も実ってスマホになっているん
じゃないの?」
ワッハッハでした。