9月 23日
左巻き、左に回す。
先週、少し寒かったので、我が家のご主人がお茶を飲むためのお湯を沸か
して、保温ポットに入れていました。(暑いときは冷たいものしか飲まない
ので、飲料用のお湯を沸かすことは殆どない)
お湯をポットに入れ終わって、蓋(栓)を閉めようとしていたのは音で分か
りましたが、小さめのポットでネジ式の蓋です。
1分ぐらいも音が続いていました。
「ねぇ。ポットの蓋が閉まらないんだけど」
「お湯を入れ過ぎたんじゃないの。あんまり満杯まで入れるとお湯が溢れ
出してくるよ」
「それほど多くはないわよ」
「じゃ、閉まるはずだよ」と、言いながらどうやっているのかチラ見。
我が家のご主人、右手に薬缶を持ったままで、左手で蓋を閉めようとして
いました。
みなさんも経験があると思うのですが、なにも考えずに左手で物を回転
させようとすると、左回しになります。
日本では(世界中同じだと思うけど)、通常のネジは左に回すと緩んで、
右だと閉まる(締まる)ようになっています。(水道の蛇口など)
これは緊急時に慌てても(何も考えなくても)本能的に手が動く右回しを
すれば止めることができるように?だと思います。
ただし、左に速く回転するものの場合は、右ネジだと慣性の法則により、
緩むことがあるため、左ネジ(逆ネジ)が使われていたりします。たとえば
・扇風機の羽根を止めているネジ。
・大型トラックなどでは、左側のタイヤ(日本だと助手席側のタイヤ=左ま
わりするタイヤ)。昔の自家用車などもそうなっていました。
・バイクの右バックミラー(正式な英語ではリアビューミラー)は衝突した
ときには緩むように左ネジです。これは安全のためですね。
・あと、絶対に緩めてはいけないネジも左ネジが使われたりしますね。
で、我が家のご主人は何も考えずに左手で回していたので、いくらやっても
栓を閉めることができません。(笑)
「左回しじゃダメだよ。右回ししてみれば」
「どれどれ、あっホントだぁ。なんで閉まるのぉ」
本人も知っているはずだし、気が付いたはずなんですが、絶対にミスを
認めたり謝ったりする人ではないので、「間違えてた」とか「ゴメン逆だった
ね」とかは言いません。
ポットが壊れていなくてよござんした。
しかぁし、素直が一番なんですがねぇ。(^^)/