2月 2日
トイレたわし?その1
こないだの林業ボランティア。本拠地の集合場所が半年ぐらい改修工事でし
たが、だいたいの工事が終わったので、この日から元の施設に戻りました。
(改修中は別の場所に間借りしていた)
集合場所に着いてザっと見てみたら、更衣室から直接シャワー室に行ける
ようになってたり、ミーティング室に入るドアの位置が便利になっていたり、
細かい変更がされていました。
そうそう、トイレが人感スイッチになり、小便器の水が自動に変更されて
いた。
ミーティングを終え、車に乗って現場へ移動。集合場所が元のところに
なったので、現場までは遠くなった。
んで、この日の作業も檜の枝落とし。(冬は杉や檜の枝落としがメイン)
今まではスパイク付地下足袋を履いていたんだけど、この日は試しにスニー
カーのような靴にしました。
というのも木に登るために足に装着する器具が、スパイク付地下足袋だと
器具の中に足がなかなか入らないんですよ。(馬に乗るときの あぶみ=鞍に
またがったときに足を入れる馬具)のような金属製の器具を足に付けるんだ
けど、スパイク付地下足袋はスパイクの高さがあるので入れるのに苦労する。
駐車場から狭い道(というか、やっと人が通れるぐらいの杣道)をクネ
クネと上っていきます。地面は砂のように細かい土です。もちろん殆どが急な
斜面なので、手に杖(広葉樹の枝や幹)を持っていても、スニーカーだと靴が
地面に食い込まないので「滑って転んで大分県」でした。
ここで横道。
滑って転んで大分県 って、子どものころに言ってたんですが、他の地方
でも使ってましたかねぇ? 歌うように軽やかに言うんですよね。
元に戻る。
雨が降っていないので、林の中は乾燥していて土も乾いている。作業場所
まではスパイク付地下足袋にして、到着してからスニーカーに履き替えようと
思ったんだけど、履き替えるのも面倒なので下からスニーカーで上ったんだ
けど、やっぱ失敗でしたね。(作業を終えて下るときのほうがもっと滑って
何度も転んだ)
作業開始。さすがにスニーカーはスッと器具に足が入る。枝を切りながら
檜を上がっていくと、風があって枝を切った粉が舞うので風上側から枝を
切るんだけど、風が回っていたので粉を吸い込んでしまうこともあった。
しばらく枝を切り落としていると、ノコギリに檜の脂(ひのきのやに)が
付いてきて、ノコギリを動かすのがだんだん重くなる。
作業場所を巡回(写真を撮ったり作業の様子=ボランティアの体調などを
確認したり)している事務局の人が「脂は大丈夫ですかぁ?」と声を掛けて
くれる。ノコギリに脂が付いて気になる人が「脂を取ってくださぁい」
そうすると、ノコギリにお湯(携帯ポットに入れて持ってきている)を
掛けてくれるんです。
ノコギリにお湯を掛けながらたわしで擦って脂を落とすんだけど、たわしが
棕櫚(しゅろ)で作られた小さなたわしなんですよ。
台所で瓶の中を洗ったり、トイレを掃除したり、靴の中をゴシゴシしたり
するような片手で持つたわし。
アタイが左手にノコギリ右手にたわしを持って、事務局の人がノコギリに
お湯を掛ける。そいでアタイがたわしでゴシゴシすると脂が取れる。
「このたわし、自宅のトイレで使ったやつじゃないの?」と、アタイ。
「ちっ違いますよ」と、事務局の人。
「だって、なんだかサンポールの臭いがしますよ」
「そんなことありませんよ脂の臭いですよ」(真面目な人ほどイジルと面白い
ですね)(笑)
というところで明日へつづく。(^^)/