2月 11日
横に停める。その2
昨日からのつづき。
休憩終わりでまた現場まで急坂を上っていく。んで現場に着いてみたら
イトさんがすでに木に上っていたんです。
「あーっ、イトさんフライングですよ。チャンと休憩してから作業開始しな
きゃ」と、指導員。
林の中は陽が当たらないので、寒くてジッとしていられなくなり、早めに
作業を始めたようでした。
午後は少しだけ風が出てきました。木が揺さぶられほどではなかったんだ
けど、上で作業していると風が体温を奪っていくので寒い。汗をかかないよう
にしながら体を動かす。
「蘭がありまぁす」と、枝落とし作業をしていたイトさん。
「たまに杉や檜に着生しているランがありますよ」と、指導員。
「持って帰っても育たないとは思うけど、取っておきます」
木にくっついて木から養分を得るのが寄生。木に着いてはいるが、養分は
雨や空気中や光合成で得るのは着生。簡単にいうとそんなかんじだそうです。
前回記事にした植物はクロモジでしたが、この日の山にはマンリョウが
たくさんありました。


マンリョウ
「千両と万両はどこが違うんですか?」と、植物の先生であるイトさんに
訊いてみました。
「赤い実で似ているんだけど、、もともとの種類が違うんですよ。千両は
センリョウ科で万両はサクラソウの仲間です」
「そうなんだぁ。種が違うんですねぇ」
「見た目だと、千両は実が上のほうにつくから良く見える。万両は葉っぱの
下につくからあまり見えないね」
「なるほどぉ」
「手がかじかんで動かない」と、イシさん。
「腕をグルグル回すといいですよ。血行がよくなって指先まで血液がまわり
ますよ」と、指導員。
それを聞いた何人かが腕をグルグルしていました。
今年は花粉の飛散が早いし量も多い。ということですが、アタイが入って
いる山の花粉は少ないように感じました。(^^)/