サルスベリ;百日紅;百日白(ミソハギ科)花言葉は、有言、潔白。中国南部原産。落葉高木。日本には江戸時代初期に渡来したとみられる。幹は高さ3~7m,葉は対生し、革質の楕円形。7~9月、枝先に小さな六弁の花を円錐状に蜜に付ける。花弁は円形で縁にフリルが入る。花色は、桃、紅、紫紅色、白色など。果実は径約1cmの楕円状球形である。木の肌が滑らかで猿も滑り落ちるということから、「猿すべり」の名がある。中国名「紫薇」。漢名「百日紅」というように、花期が長いのが特徴。●日盛りに咲く百日紅は生命力に満ちており、その強さや、華やかさが詠まれりる。一方、一つ一つの花は小さく、こぼれやすいので、はかなさなども詠まれる。「咲き満ちて天の簪百日紅 阿部みどり」「才よりも愛に乾杯百日紅 丸山佳子」「さるすべりしろばなちらす夢違い 飯島晴子」「百日紅遠目の色となりにけり 綾部仁喜」『百日紅ごくごく水を呑むばかり 石田波郷:女来と帯纏き出づる百日紅 石田波郷』。(様ざまな 観察多き サルスベリ ケイスケ)