二十四節気の一つ。陰暦八月の節、陽暦九月七日頃に当たる。読んで字のごとく露が白く結ぶ頃,ようやく秋らしい気候となる。庭や道端の草々に朝露がびっしりと降りて居るのを目にする。視覚的な冷気を呼ぶ美しい言葉だ。あと半月もすると秋分となる。昨日朝5時過ぎに玄関横の石畳みが白くなっていたが、駐車場前で事故があり、その方に気を取られ白露を確認しなかった。事故車は足立№で、通りがかりの車、救急車と警察官が5人来て、検証中だった。「草ごもる鳥と眼のあふ白露かな 鷺谷七菜子」「ゆく水としばらく行ける白露かな 鈴木鷹夫」「ひとつづつ山暮れてゆく白露かな 黛 執」(朝冷えて 白露ひかるも 見逃しぬ ケイスケ)今日の誕生日の花は、タマスダレ;玉簾(ヒガンバナ科)花言葉は、純白な愛。白い6弁を咲かせる球根植物で高さ15~20cmとこぶり。花も直径3cm程度。線形の葉の濃緑色と花びらの白色、おしべの黄色の配色が美しく、小さいながら人目を引く個性を持っている。明治のはじめに日本に伝わり清楚な色形が人々に愛されてきた。別名ゼフィランテスはギリシャ神話に登場する西風の神、ゼヒィロスの名と、花という意味のアントスを組み合わせたものだと言われている。(暑気さりて 簾を終う 家多く ケイスケ)