ハナシクシャ:ジンジャー(シヨウガ科)花言葉は、あなたを信頼します。インド、マレーシア原産のショウガ科の多年草で江戸時代に日本に入ってきた。高さ2mほどになり、初秋に香りのよい純白の花をつける。生姜とは別の植物だが、根の形や匂いが生姜に似ている。青々とした葉と白い花のコントラストが美しく、どことなく異国情緒を漂わせている花である。「ジンジャー咲く小女髪編むたのしさに 岡本 眸」「ジンジャーの闇匂はせて雨の音 戸川稲村」「ジンジャー咲く迦陵頻伽に翼あり 山西雅子」。迦陵頻伽は仏教で極楽にいるとされる鳥で、頭は人間で身体は鳥。白いジンジャーの花も極楽に咲いているかのような花だと、山西雅子氏の句は詠まれる。私には想い及ばず。(ハナシクシャ 記憶の道も ここらまで ケイスケ)