誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

啓蟄

2013-03-05 08:16:55 | 日記
啓蟄。二十四節氣の一つで、月齢に「仲春の月、蟄中咸動き、戸を啓きて始めて出づ」とある。三月六日ごろが、この節氣にあたる。土中に冬籠りしていた、爬虫類、両生類、昆虫類が冬眠から覚めて、穴から地上に出て来ることをいう。実際に蟻、蛇、、蛙、蜥蜴、等が穴から出てくる時期は、早朝の気温が、五度以上になった頃と言われている。即ち、南九州は三月上旬であるが、東京では三月中旬から下旬ころで、北海道では五月になってからである。冬の寒さから解放された喜びや季節の推移を表したものである。虫中は土中に住んでいる虫の総称。「己が影慕うて這える地虫かな 村上鬼城」「啓蟄や怒りて折りしペンの先福永耕二」「啓蟄や返事の来たること遅し 山口誓子」「太陽の旺んなる過去蜥蜴出づ 白岩三郎」「石のかどほのくれないに地虫出づ 百合山羽公」「にはとりの啓蟄の何に啄むや 根岸善雄」。七階の広いベランダ(ルーフガーデン)には、植物の鉢に着いてくる蟻を見過ごすと忽ち大群の蟻が発生するので、毎年即効性の「アリトールS」殺虫剤を買わなければならない。春の訪れを乱暴に告げる春雷は啓蟄の頃に多く「虫での雷」ともいい、春雷の合図を待ってたかのように緑の芽を吹き出す、枝垂柳の芽は、東京では3月10日前後である。(蟻出るか 春雷な鳴るか 啓蟄日 ケイスケ)