シバザクラ;芝桜;花爪草(ハナシノブ科)花言葉は、合意、一致。北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草。高さ10㎝ほどの茎が枝分かれして地を這うように広がる。繁殖力が強く、花壇の縁取りや石垣に垂らして栽培される。桃色のほか、白や藤色のものもある。「芝ざくら好天あますところなし 石原舟月」「芝ざくら遺影は若く美しや 角川源義」。「春風駘蕩」という語があるごとく、のどかに暖かく穏やかに吹く風。人の髪膚ばかりではなく、心の中までも柔らかくほぐすような風、春の風に吹かれていると、かたくなな思い、寒々しい心、辛い気持ちまでもが慰められ、優しく包まれるような心地がする。和歌の時代から、氷を解し、青柳をゆすり、梅の香を運ぶ風として詠まれてきた。万物の生長を促し助ける風である。昨日あたりから暖房も使わずに5時ごろ目覚めると、室温17℃で着替えをするにも難儀なく朝の支度が出来た。然しながら予報によるとまだ暫らくは暖かさ寒さを繰りすようだ。「暑さ寒さも彼岸まで」櫻が咲いて本格的な春を迎える事であろう。春風や堤長うして家と遠し 蕪 村」。(春風は 老いの歩みを 優しくし ケイスケ)