アマナ;甘菜(ユリ科)Tulipa=アマナ属、edulis=食用の。花言葉は、運が向いている。春に白くて花弁のしっかりした花が咲く。黄色い種類もある。茎の部分は食べられる。甘いらしい。『我が園の李の花庭に散るは だれのいま残したるものかも 万葉集巻19-4140』「一輪のアマナの花をくわえたる使者の鳥が飛び立ちゆけり 鳥海昭子」「突堤に 足を垂して 春休み 牧野多絵子」「甘菜掘る草野球から目を逸らし 守屋明俊」「花見にも 行かずもの憂き 結び髪 杉田久女」。季語、甘菜、春休み、花見。「半ば来て雨に濡れゐる花見かな 太 祇」「春眠の覚めつゝありて雨の音 星野立子」「人の世に灯のあることも春愁ひ 鷹羽狩行」(春休み 最後の今日は 雨の音 ケイスケ)