レンギョウ;連翹(モクセイ科)花言葉は、情け深い、達去られた希望。中国から渡来したモクセイ科の半蔓性の落葉低木で、高さ2m足らず。細い枝は長く伸び、柳の様にたわみ垂れ、先端が地に着けばそこから根を出す。三月頃葉に先立って、鮮やかな黄色の花を江田ごとにびっ知りつけて美しい。花は筒状で先端が四つに裂けている。「まんさく」「さんしゅゆ」などに一歩遅れて咲き、この花の咲くころは、すでに寒さの心配もなく、春本番という感じがする。今朝は久しぶりに雨模様で、2~3日続いていた気温が若干(2~3度)低いだけでも、体感温度は寒く感じる。人間の本能はごく僅かな差を正確に読み取ることが出来るものである。近隣の櫻は満開で、「櫻通り」公園の桜が綺麗に咲いていた。例年より一週間くらい早いのではなかろうか。あまり暖かいので散歩に近くの農業公園に行くと、沢山の人が、機材を持ち込んでバアベキューを楽しんでいた。私は、売店から洋蘭とデージを買つて帰る。「連翹に見えてゐるなり隠れんぼ 高浜虚子」「行き過ぎて尚連翹の花明り 中村汀女」「連翹や真間の里びと垣を結わず 水原秋桜子」「連翹の枝多からず交えへたる 松本たかし」「連翹の綱をほごけば八方に 山口青邨」「遠くゐて連翹の黄と思ひをり 森 澄雄」「連翹の一枝づつの花ざかり 星野立子」「童画展連翹の黄のここに撥ね 福永耕二」。別名「いたちぐさ」「いたちはぜ」。(春告げる みどりになりし いたちぐさ ケイスケ)