昨日と今日の朝刊に載った<戻らぬあなたへ>はどれも涙なしには読めなかった。肉親への限りない追憶、深い愛情にあふれている。◆子、孫、、父、妻、兄弟、姉妹と、語りかける相手、戻らぬ人は違っても東日本震災前、在りし日のその人の生活、人となりが目にうかぶようだ。◆「24時間365日ずっと一緒だったな。体が続くかぎり漁は続けるよ」と亡き妻に語る夫」「助けに行かなくてごめんね。幼稚園にいるから大丈夫と思ってた。おっかあ、あのねともう一度呼んで」と6歳の娘を思う母は。。。。。。◆どんなに辛いだろう。悲しいだろう。わが身に置き換えれば、たまらない。戻らぬあなたへ、できることの第一は震災を伝え続けることだろう。◆寺田寅彦によれば「自然は過去の習慣に忠実である。地震や津波は委細構わず頑固に保守的に執念深くやってくる。科学の法則とは自然の記憶の覚え書である」◆「繰り返す災害を防ぐには、過去の記録を忘れないように努力する外ない」。よみうり寸評より。政府は12日の閣議で2011年3月12日に発生した長野県北部地震による地滑り被害や、12年8月に沖縄や鹿児島など多大な被害をもたらした台風15号など、九つの自然災害を激甚災害に指定し、15府県38市町村に対し復旧事業に財政支援を行うことに決めた。
デージー;雛菊;長命菊;延命菊(キク科)。花言葉は、無邪気、幸福。ヨーロツパ西部に自生するキク科の多年草。原種は春になると、箆形の葉の間から白色一重の花を頂につけるが、現在では改良によつて大輪.中輪.小輪.八重咲き.盛り上げ咲き。などの種類が増え、花色も紅.白.桃色など様々。「小さき鉢に取りて雛菊鮮やかに 篠原温亭」「雛菊のはやむなしさに首傾ぐ 河野多希女」「雛菊や亡き子に母乳滴りて 柴崎左田男」「雛菊や揺れて咲く花数あれど 湯川京子」(踏みて直ぐデージーの花起き上がる 高浜虚子」「デージーは星の雫に息づける 阿部みどり」。昨日は東日本大震災の日、2年目を迎え(2012年3月11日;午後2時46分)全国民が黙とうを捧げる。政府主催の追悼式は、天皇皇后両陛下をおむかえして、東京千代田区の国立劇場で行われた。中国外務省の華春瑩吹く報道局長は、日本政府が「指名献花」の対象に台湾を加えたことに抗議する内容の談話を発表した。昨年は、当時の野だ政権が指名献花から台湾を外したのに、今年は安倍政権がたいわんを対象に加え、会場内の席も、各国代表団や国際機関と同じ場所に移動させた。これに対し華副局長は、「日本の対応に強烈な不満と抗議を表明する」と反発。『二つの中国』を作り出そうとするいかなる国家のたくらみにも断固として反対する。『日本が過ちを正すよう求める』との談話を発表した。中国の無知、無謀、度量の小さい国家足る事を世界に表明した。