誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ヒヤシンス

2013-03-27 06:06:24 | 日記
ヒヤシンス;風信子;夜香蘭;錦百合、(ユリ科)花言葉は、控えめな愛。小アジア、シリア原産の球根植物で、オランダ経由で日本には江戸末期に渡来した。直径5cm位の球根から水仙に似た多くの小花をつける。花の色は、紫、白、桃、紅、黄、ピンクさまざまあり、甘美な香り、可憐な姿三拍子そろって美しく、愛好者に喜ばれている。花壇に植えられ、鉢植えもされるが、ガラスの壺で水栽培の場合、十分発芽させ節分を過ぎてから暖かい場所に出すと、四週間位で満開になる。「園丁や胸に抱き來しヒヤシンス 島村 元」「ヒヤシンス鞄重たき中学生 川崎展宏」「ヒヤシンスひしめき咲きて三株かな 星野立子」「喪のわれの影の中なるヒヤシンス 土岐錬太郎」「ヒヤシンス蕾とみれば蟻のみち 篠田悌治郎」「病みて細き手の清潔にヒヤシンス 大林和子」。風信子=ピンクの花「3月1日」の誕生日の花、紫のヒヤシンスは花言葉が「悲哀」。紫花=悲哀は、ギリシャ神話では、この花は美しい少年ヒヤキントスの生まれ変わり。ある日ヒヤキントスが太陽の神アポロと円盤投げをしていると、ふたりに嫉妬した西風ゼフィルスが強風を吹かせ、円盤は少年の額にあたってしまい、この時流れた少年の血のなかから生まれた紫色の美しい花、それがヒヤシンス。華やぎとともにそこはかとない寂しさのある花で、花言葉も悲哀と名ずけられる。「みごもりてさびしさき妻やヒヤシンス 瀧 春一」「銀河系のあとある酒場のヒヤシンス 橋 石」「室蘭や雪ふる窓のヒヤシンス 渡辺白線」「水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本 眸」。「風信子」とは明治時代の呼び名。(花の名も 時代変りて いろがわり ケイスケ)