ネジレ花;捻花<ラン科>花言葉は、思慕。日当たりのよい野原や芝地、畔草の中などに生える。広線形の葉が根元から生える。4~9月、高さ15~30cmの花茎を伸ばし、長さ約5㎜、唇弁は白色で他は紅紫色の小さな花を螺旋状につけ、花穂が捩れて見える。花の捩れ方は個性があり、特に決まりはない。「捩花」は捩れた花序からの名。「文字摺草」は「捩摺」「捩れ摺り」の意で、「もじれて巻く」さまを説明した名である。●繊細で可憐な姿は、「文字摺草」の名で古くから親しまれてきた。拗ねたような咲きぶりに思いを託した句もある。「ねじれ花ねじれて咲ける天意かな 山口いさを」「山伏も尼もとほりぬねじれ花 細川加賀」「遠ざかる遍路の鈴や捩花 有馬朗人」「捩花ねじれて咲いて素直なり 青柳志解樹」「ねじ花の縒りの緩急女子短大 加藤晴美」「捩花のまことねじれていたるかな 草間時彦」「捩花のもののはずれのねじれかな 宮津昭彦」「捩花をきりきりと絞り雨上る 浅田光喜」「茎のびて文字摺草となりにけり 五十嵐播水」。(捩花 捩れ戻さず 咲きとうせ ケイスケ>
ネジレ花;捻花<ラン科>花言葉は、思慕。日当たりのよい野原や芝地、畔草の中などに生える。広線形の葉が根元から生える。4~9月、高さ15~30cmの花茎を伸ばし、長さ約5㎜、唇弁は白色で他は紅紫色の小さな花を螺旋状につけ、花穂が捩れて見える。花の捩れ方は個性があり、特に決まりはない。「捩花」は捩れた花序からの名。「文字摺草」は「捩摺」「捩れ摺り」の意で、「もじれて巻く」さまを説明した名である。●繊細で可憐な姿は、「文字摺草」の名で古くから親しまれてきた。拗ねたような咲きぶりに思いを託した句もある。「ねじれ花ねじれて咲ける天意かな 山口いさを」「山伏も尼もとほりぬねじれ花 細川加賀」「遠ざかる遍路の鈴や捩花 有馬朗人」「捩花ねじれて咲いて素直なり 青柳志解樹」「ねじ花の縒りの緩急女子短大 加藤晴美」「捩花のまことねじれていたるかな 草間時彦」「捩花のもののはずれのねじれかな 宮津昭彦」「捩花をきりきりと絞り雨上る 浅田光喜」「茎のびて文字摺草となりにけり 五十嵐播水」。(捩花 捩れ戻さず 咲きとうせ ケイスケ>