カンナ(カンナ科)花言葉は、情熱;尊敬。春植え球根植物。熱帯アメリカ.熱帯アジア.アフリカなどに50余種も産し、根を食用にするカンナもある。日本では広く花壇に植えられ観賞植物である。江戸時代中期に渡来したカンナは檀特とよばれており、これは原種に近いもので貧弱な花しかつけない。現在みられるものは、カンナの交配種で、明治以降ヨーロッパで改良された品種が多数輸入された。花は7月頃から11月ごろまで咲き続け、赤、橙、黄、白、絞りなどの色がある。葉にも緑色のほか赤銅色になるものもある。「法廷や八朔照りのカンナ見ゆ 飯田蛇忽」「女の唇十も集めてカンナの花 山口青邨」「カンナ咲く閉山の杭列を正し 熊谷耿子」「耳の如くカンナの花は楽に向く 田川飛旅子」「峡の町カンナを見たり旅つづく 川崎展宏」「一群のカンナが怺ふヘリコプター 後藤昌冶」。(風そよぐ カンナは咲けり 峪あいに ケイスケ)