忍冬;吸葛;金銀花;竜爪花(スイカズラ科)花言葉は、愛の絆、友愛。各地の山野や路傍に生える蔓性半常緑種で、庭にも植えられる。蔓は細長く、他の物に絡んで伸び、長さ4~5mになる。葉は長さ約5cmの長楕円形で対生する。5~7月、葉のわきに細長い筒形二唇形の花が二個ずつ並んで咲く。長さ3~5cm芳香がある。花色は初めは白だが、後、黄色に変わるので「金銀花」ともいう。すいかずらは「吸葛」で、子供がこの花の蜜を吸って遊んだから。また蜜を吸う時の唇の形に花冠が似ているからともいう。葉が冬でも落葉しないので、中国名「忍冬」。「忍冬の花のこぼせる言葉かな 後藤比奈夫」「忍冬乙女ら森を恋ひ来たり 堀口星眠」「忍冬のだらだら咲きのはじまりぬ 星野麦丘人」。「床低き旅のやどりや五月雨 蕪村;五月雨や御豆の小屋の寝覚めがち 蕪村」梅雨の入りは立春から127日目とされ、大体6月11、12日頃になる。その日からひと月ほどが梅雨期となる。「五月雨の降りのこしてや光堂 芭蕉;五月雨を集めて早し最上川 芭蕉」。(さみだれは 天下一枚うちふりて 庭の鉢みな潤い至る ケイスケ)