岩鏡(イワウメ科)花言葉は、忠実。落葉樹林帯から高山帯の草地や岩場に群生する。地際から群がって生える葉は長い葉柄があり、ほぼ円形で縁に鋸歯があり、革質で光沢がある。5~7月、長さ約10㎝の花茎を直立し、先端部に3~10個の花をつける。花冠は径約1cmの漏斗形で、五裂し、さらに先端がこまかく裂ける。光沢のある葉を鏡に見立て、岩に生えることから「岩鏡」の名がある。「岩鏡山雨に男濡れて黒し 村越化石」「岩かがみ霧が暗しと灯をともす 藤岡筑邨」「溶岩に注連の張られて岩鏡 安部勢以子」。(あらくさの 群に際立つ 岩鏡 ケイスケ)