ハス(スイレン科)花言葉は、清らかな恋。イント”、中国、日本なと”の分布する。根は水底の上にあり、大きな楯形の葉はえ水面から抜きんて”る。7~S月、長い花茎を伸ばし、その先に花を咲かせる。花径は10~25㎝、花色は桃、赤、白、黄。芳香があり、一重、半八重、八重、なと”て”美しく、「君子花」とも呼ばれて古くから歌に詠まれている。仏教においては極楽浄土を象徴する花として「蓮華」という。開花は東の空が白らみかける早朝、午後に閉じる。これを繰り返し,四日に花びらを散らす。花のあと花托が大きくなり、中て”種子が熟し食用とするが、その実に蜂の巣のような穴があるのて”「はちす」と呼ばれ、略して「はす」となったという。根が食用の蓮根あが、現在は食用蓮と観賞用の花蓮とに分れる。寺院の蓮えあれ、ひろびろとした蓮田あれ、泥土の中より宙に向かって茎を直っ直ぐに立て、その頂に花を載せている蓮の花は、記紀.万葉の頃より人々の心を把えている花て”ある。仏教に於いても神聖な花とされている。「利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋桜子」「夜の蓮に婚礼の部屋を開けはなつ 山口誓子」「地の深き空のふかきに蓮ひらく 吉田汀史」「今生の大賀蓮なりたた”ならず 斉藤梅子」「力とは静なるもの蓮開く 富重かずま」「「ほのぼのと舟押し出すや蓮の中 夏目漱石」「日に祈る民に生まれたり蓮ひらく 船越 彬」「日に祈る民に生まれたり蓮ひらく 馬場 崇」「蓮の花支ふ奈落の力かな 山口みと”り」「蓮散華美しきものまた壊る 橋本多佳子」「くれなゐの蓮鑑真のために咲く 津田清子」「紅蓮つひの一花を見とと”けに 神尾久美子」「蓮ひらく雲も花びらなして透き 宮津昭彦」。(白光を放つ一番浮き葉かな ケイスケ)
ぺチュ二ア;ツクバネアサガオ(ナス科)花言葉は、あなたとなら心がやわらぐ。南米原産の一年草。4~10月の花壇を彩る代表的な花えある。1800年代から盛んに交配が行われ、花色は、桃、赤、黄、白。等多彩。花形は朝顔に似た喇叭形。花の大きさは径3~12cm、一重も八重もある。最近新たな新品種が発表され、日本も盛んに改良が行われ、現在も毎年新品種が発見されている。草姿はこんもりと球形に茂るタイプと、茎が這うように伸び垂れさがるタイプとがある。ぺチュ二アのみの花壇やコンテナ,ハンキングバスケツト等、都市部て”よく見られる。「夕風やベチュニア駄々と咲きつつ”け 八木林之助」「ベチュ二アの色の豊かさ人疲れ 藤村かつ子」「ぺチュ二アの色着て街は真昼と”き 淡路歌子」。(ペチュ二アの花賑わいて真盛り ケイスケ)
ユリ(ユリ科ユリ属)は、花言葉は荘厳。多年草の総称。俳句の場合は、ふつ。う山百合の事をいう。葉は細長く、平行脈が通っている。細い茎は大形の花を開き、揺れやすいのからユレといっていたのが、ユリに変ったともいう。花弁は細長く、平行脈が通っている。細い茎に大形の花を開き、揺れやすい事から、ユリに変ったともいう。花弁は三枚、ずれも同じ色と形をしているから、花弁が六枚のように見える。ギャザーをとった白い花びらには、黄色の中心線が通り、濃い朱色、斑点をしりばめている。むせかえるような芳香がある。また花粉は赤茶色、こぼれやすく、折ろうとして衣服を汚したりする。百合はギリシャ神話や聖書にもよく出てくる。其の他の百合は、それぞれの名を冠し、よく特徴をつかみ句を詠むとよい。(種類には、笹百合、鬼百合、姫百合、早百合、鉄砲百合,透百合、小鬼百合、姫百合、鹿の子百合、その他亜高山地帯に咲く車百合、黒百合は神秘的な姿をしている。)「三つ咲し鉄砲百合を好みけり 野村喜舟」「蘂掻いて百合の丸蜂あわてもの 島村 元」「鬼百合の鬼々しきを生けて厭く 相生垣瓜人」「百合の香と小過失吾を眠らせず 相馬遷子」「駅員の一卓の百合海へ向き 能村登四郎」「渓音や百合はねむりて蘂めざむ 森 澄雄」「黒百合の香と小過失を眠らせず 相馬遷子」「あら壁に百合の花粉の触れし跡 渡辺芳子」「山百合をいくたび照らす夜の雷火 土方秋湖」「何思ふ子の横蛾をや百合ひらく 和田祥子」「笹百合の結界に香を放ちけり 大野今朝子」「百合の花家ひろびろと香りけり 黒柳昌子」「ふれもせて百合ぅずれたり沖縄忌 丹波恵美子」。(一鉢の百合咲き庭は寂しげに ケイスケ)
ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)花言葉は、名誉。中国原産の蔓性落葉樹。日本へは平安時代の初期に渡来し、観賞用に庭に栽培される。蔓は長さ10mにも伸びる。葉は対生し、奇数羽状複葉。5~9枚からなる小葉は卵状、先がとがり、縁に粗い鋸歯がある。7~8月、枝先に円錐花序を出し、径約6㎝の漏斗状の花をつける。花冠は橙赤色、先が不規則に五個に裂ける。中国名「凌零花」。「噴井あり凌霄花これを暗くせり 富安風生」「塵とりに凌霄の花と塵すこし 高野素十」「凌霄に井戸替すみし夕日影 西嶋麦南」「凌霄に妻恋ふ真昼のシャンテリア 中村草田男」「凌霄や同じ女が二度も過ぎ 永作火童」「凌霄に吹奏楽のとと”けり 林 徹」「のうぜにゃ遣し者ら顔洗ふ 岡本 眸」「のうぜんの落ちて人の世焦げくさき 今村妙子」「北目指し男逃げゆく凌霄花 新海あぐり」。(おろかにて 今日の句 記する 手を借りる ケイスケ)
小梅草(ユリ科)花言葉は、遠くから見守っています。中部以北。高山の湿つた草原に群生する。高さ6〇―1〇〇㎝、茎は直立、広橢円形の葉を亙生する。6―8月、円錐花序に小さな白花を多数つける。円錐序は数個立ち、中心か大きく、廻り小さい。特に親まれているか毒草てある。「小羽梅草あらさとて花終る 小松崎爽青」