川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

祝島のひとびとが敗けるはずがない

2011-08-04 04:44:00 | 映画  音楽 美術など

8月3日(曇)

 川越スカラ座で映画「祝(ほうり)の島」を見た。ある人がこんなコメントを寄せている。

原発反対運動の根は祝島の人たちの暮らしであり、自然との共生の­歴史だと感じた。これがくつがえることはないだろう。」

   出典・映画「祝の島」予告篇●http://www.youtube.com/watch?v=fn2qN9kp204&feature=player_embedded

僕としてはこの方のコメントに付け加えることはない。「これがくつがえることはない」。闘いは必ず勝利し、人々が平和のうちに生きる日々がやがて来るに違いない。そう確信した。

 便利さと引き換えに私たちは何を失ってしまったのか。札束や強権を恐れず、力強く生きる力はどういう生活の中で育まれるのか、そんなことをしっかりと考えさせてくれる。

 この映画を見ていると60年も昔の漁業が盛んだった頃の故郷の村の風景やオンチャン、オバサンの姿を思い出した。海で生きる人々の日常にそれほどの違いはなかった。「ハレ」の日の盛り上がりもよく似ている。遠い昔に消え去った漁村の暮らしが祝島には今なお生き続けているということだろう。

 歴史をもとに戻すということはできないが大自然に生かされているという思想を取り戻し、自然を畏れ自然に感謝する心を我がものとしない限り私たちに未来はない。一次産業の価値を見直し産業構造のアンバランスを是正しなければならない。

2011年8月1日100万筆署名提出4

上関原発阻止の闘いは休むことなく続いている。8月1日には100万人の署名を経済産業省に届けたという。

祝島島民の会●http://blog.shimabito.net/