4月16日(月)
スポーツ紙で芸能人の結婚を「入籍」と書く事が流行っているせいか、やたらと「入籍」という言葉を目にします。僕にはいささか違和感があり、愉快ではありません。
昨日、このことに関わる新聞記事を読みました。正しい指摘だと思います。
(引用開始)
「入籍」とは、「ある人が戸籍に新しく入ること」を言います。例をあげれば、生まれた子が父母の戸籍に入る▽養子縁組で養父母の戸籍に入る▽結婚相手の男性が結婚経験者で、すでに戸籍筆頭者である場合-などです。
したがって初婚同士の場合は、2人がそれぞれの戸籍から離れ、新しく戸籍を作るので「入籍」という表現は当たりません。「結婚」か「婚姻」とするのが正確なのです。
出典●http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120415/wlf12041516000010-n1.htm
「入籍届」を出すことと「婚姻届」を出すことは明らかに違う法律行為です。詳しく説明してくれて居るブログを見つけました。この方の憤慨に共感するところがあります。
●http://www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/nyuuseki.html
婚姻届を出すことをなぜあえて「入籍」などと言うのか。旧憲法・旧民法下の「家族制度」への郷愁があるのか?
日本国憲法24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
「家」制度の縛りに苦しめられてきた人々がこの憲法の精神に託した希望をアダやおろそかにしてはならない。