前原外相が辞任しました。
このことに関わって僕も加入しているネットワークに在日コリアンの青年の投稿がありました。勝手ながら紹介させてもらいます。
前原外務大臣が辞任しましたねえ。国民的人気を誇り、外国に対しても毅然とし た、正義感の強い政治家でしたので、意外でした。 理由は、『外国人からの政治献金』です。日本の政治家が、外国人から献金を受 けて、国益を売り渡すのは、言語道断です。この法律の意味は、充分に理解でき ます。 しかし今回、前原外務大臣に献金していたのは、京都府内で焼肉屋さんを営んで いる、在日韓国人女性です。前原外務大臣が中学生の時から、応援していました 。京都で真面目に焼肉屋さんを何十年も営んでいて、産まれ育ちも日本の方です 。‘日本のために働いてくれる政治家’なので、前原外務大臣のために献金した のかなと思います。 前原外務大臣は個人的に好感を持っている政治家なので、こんな事でつまづいて 、非常に惜しいです。この問題は、次期総理大臣候補である前原氏の失態ではあ りません。例の焼肉屋さんの方が、正々堂々と献金が出来ない。この事に問題が あると思います。 この問題を機に、例の焼肉屋さんのような方々が、どうすれば、堂々と政治献金 が出来るのか。そういった議論が、国会で成される事を期待してます。
僕の考え。
前原前外相に「失態がなかった」とは言えません。外国人から献金を受けてはならないという法律の存在
は政治家なら知っていなければならないイロハのイです。
しかし、この方が指摘するように解決しなければならない問題はあります。
特別永住資格を持つ在日コリアンをいつまでも「外国人」として処遇するママでいいかということです。
前原前外相は中学生のときにお父さんを「自死」で失っています。
●http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/0373ed8cfdb781bc7ddfbd0b7241af3e
焼き肉屋のおばさんはそんなときから前原さんと交流し励まし続けてきたいわば「隣人」ではないかと僕は勝手に
想像しています。政治家になった暁に年、5万円程度政治献金するのは市民として自然なことです。
問題はコリアンのおばさんが法律上、日本の市民権を持っていないことです。そこには日本国家と在日コリアンの
ねじれにねじれた歴史があり、それが今日に至っても解決されていないのです。
私たちはこの問題を解決するため「在日コリアンの日本国籍取得権確立協議会」を作って活動してきました。
これらの方々は元もと日本国民(またはその子孫)です。1952年、日本政府は独立と共に一片の通達でこの人たち
全員を「外国人」にしてしまったのです。ここに無理があったと私たちは考えます。
遅まきながら国籍選択の権利を認めるべきだと「国籍取得特例法」の制定を求めています。
●http://members.jcom.home.ne.jp/j-citizenship/
今日はこれから友人たちと永田町に行って改めて国会と政府に陳情します。
自民党が前原外相の政治的資質を問題にするのは当然だとしても、少数の政治家をのぞいてこのような
問題を放置し続けた責任も自覚すべきです。
前原前外相にはほかにも政治資金を巡る疑惑があるなど僕はこの人を政治家として支持しているわけではありません。
(念のため付け加えておきます)。
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