川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

検察のリーク

2010-01-17 08:17:02 | 政治・社会
 一年前から続く検察当局の民主党小沢幹事長の政治資金をめぐる摘発は現職の国会議員の逮捕にまで至りました。

 いつ壊れるかもしれない家に住み、退職金を食いつぶして生きている身からすれば豪邸に住み億単位のカネが動く政治家の世界は想像がつきません。秘書をたくさん雇ってその方たちのために政治資金で集合住宅を建てるなどという発想も僕には到底理解できません。

 しかし、この人の長年にわたる活動なしに政権交代はあり得なかったのも事実です。候補者を発掘し、選挙に勝つ体制を日本中に作っていくには膨大なカネがかかるのでしょう。一体何にどれほどかかるものなのか、小沢さんは発表したほうがいいと思います。長年にわたり政官業の癒着のもとで支配体制を構築してきた自民党に勝たなければならないのですから大変なことだけはわかります。

 僕のように政権交代を支持し、民主党政権に期待するものも政治資金についてもっと関心を持つようになるでしょう。企業団体献金を禁止し、税金と個人献金で政治をやろうというのが民主党の約束ですから、実態を明示し、国民の理解と協力を求めなければなりません。

 さて、衆議院選挙前の秘書逮捕、国会開会前の国会議員(元秘書)逮捕と検察の小沢さんに対する攻撃は執拗で少なくとも結果的にはきわめて「政治的」です。

 小沢さんに巨悪が宿っているから何としてもとっちめなくてはならないのか?

 今までやりたい放題をやってきた検察が政権交代を恐れて保身のためにあがいているのか?

 TVや新聞の報道はいつもの通りきわめて一方的で検察の掌(たなごころ)の中で動いているように見えます。

 昨日の民主党大会で鈴木宗男議員が検察のリークについて糾弾しているのが印象に残りました。
 
 鈴木宗男議員のあいさつhttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100116/stt1001161856026-n2.htm

 日々刻々のニュースが検察情報の垂れ流しであることはだれの目にも明らかです。「取材によれば」などと言っていますが、権力を持つ者たちの情報を「取材」して垂れ流すのがこの国のニュースの大半です。

 鈴木議員がこの検察のリークについて内閣に「質問主意書」を出したというのでこの人のHPで調べてみました。

 ムネオ日記(10年1月12日)より

「私は不思議に思うことがある。それは、昨年12月8日、閣議で決裁された私の質問主意書に対する答弁書の内容である。
 私が「石川代議士に関する捜査情報を、検察がリークしているのではないか」と質したのに対し、鳩山首相名で「検察当局においては従来から捜査上の秘密の保持について格別の配慮を払ってきたものであり、捜査情報や捜査方針を外部に漏らすことはないものと承知している。」との回答がなされていた。
 国務大臣による閣議で決裁された答弁書の持つ意味は重いと考える。しかし、連日報道されている小沢幹事長や石川代議士の件は、一体誰が流しているのだろうか。「関係者」に該当するのは、「検察」以外に誰がいるのだろうか。」

 リークはないというのである。鳩山さんや法務大臣の千葉景子さんはどうかしている。法務官僚の作文通りの「回答」である。

 これで「小沢さん闘ってください」ですから聞いてあきれます。

 真相を解明する舞台は公平で公明でなければなりません。小沢さんでさえ、検察の一方的な情報操作に振り回されています。

 名もなき庶民は昔から「目をつけられれば有罪」です。この国では検察のやりたい放題がチェックされたことがないのです。

 千葉さんはこのような検察の在り方を改革する責任者です。守秘義務を守らない検察官を摘発し処分しなければなりません。取り調べの可視化などは言うまでもありません。

 生活者である国民の目線に立って検察の改革を断乎とした姿勢でやりぬいてください。


ムネオ日記http://www.muneo.gr.jp/html/diary201001.html

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