心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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まだまだ春遠し

2018年02月19日 | ほんのすこし
母の縁側の軒先からは、冬になるとこんな氷柱がぶら下がります。
今年も何度も氷柱を落としました。その役目はわたしです。

以前、父がまだ健在で母も今よりずっと動けたときに、この氷柱を落としていたのは母でした。それがあるとき、すごく太くなった氷柱があって。外からだと危ないということで、家の中から縁側の窓を開けて落とそうとしたらしいのです。そのとき、運悪くその図太い氷柱(とても重い)の先が窓の際に立っていた母の足の指に当ったのです。それから完治するまでそうとうな時間がかかりました。
そのときのことが在ってからというもの、母はわたしが窓から落とそうとすると何度も「危ないから」と言います。よほど痛かったのでしょうね。
氷柱でも重さがあれば骨折します。氷柱を落とすのも、危険を伴う雪国に住んでいるんだなあと改めて冬の怖さを確認しています。

写真に写すには綺麗に氷柱が並んで、青い空に映えていいなあって思ったんだけど。
よく考えたら、そういう危なさも含んでいるってことなんだよね。

雨樋、はずしたところから氷柱が。



先が二つに分かれていて、その先からぽたぽたと水滴がおちていました。



母にしなびたリンゴがあるから木の枝に刺してくれと言われました。鳥が食べに来るところを見たいそうです。
刺したよ、と言って縁側の窓から母に「これでいい?」と確かめると、
「それじゃあ、鳥っこ突く場所(足をかける)が無いよ。もっと足場を考えてゴチャゴチャと枝があるところにして」と言われました。

で、後で幹に近い部分に刺し変えました。
今日、母の期待する鳥っこがリンゴを突く姿を見ることができるでしょうか。
外に出ていけない母には、庭の木に止まりにきてくれる鳥の姿を見ることが冬の楽しみの一つなのです♪