
人間、いや猫も歳を取ると頑固になる。


凄い勢いで食べる。

情報収集のために市井の人間と麻雀をする
刑事の山さん(露口茂)
(ドラマ「太陽にほえろ!」)
私は麻雀をする人で金を賭けないで
麻雀を打つ人間を知らない。
賭け事は法律違反になる。麻雀も金を
賭けたら違法行為となる。
だが、それは道路交通法における速度
違反と同じようにも思える。
規制速度が40km/hのところ、41km/hで
走行したら速度違反で法律を犯す犯罪
となる。
だがしかし。私は速度違反をしない
運転免許証保有者を知らない。
賭け麻雀は違法であることは間違い
ない。
しかし、この時期にすっぱ抜かれるとは・・・。
しかも、同じ信用していたメンツで
やっていたのに情報を売られるとは。
これ、絶対に裏でどす黒い追い落とし
の目論見算段の動きがあるよ、まず。
件の時の人という検察トップが、
よりによってこの時期に、打ち仲間
によって売られるとは。
黒川氏の資質がどうのと責めるマス
コミの火事場泥棒的な下種根性も
虫唾が走るが、この時期に狙い撃ち
にするように黒川氏を売り渡すよう
な人間こそが私は赦し難い。
それこそ人間の下の下の下の底辺の
最低人だと私は思う。
薄汚い奴というのは世の中いるもんだ。
きっと、これまでの信義も何も踏み
にじっていながら、今頃いけしゃあ
しゃあと正義感ぶっているのだろう。
同じ宅を囲んでいたら自分も同族、
同じことをその場で言っていたら
同類であった筈なのに。
恥知らずの見下げ果てた奴もいた
ものだ。
だが、世俗は黒川氏やり玉に血道
をあげて、真に人間的に汚い奴が
いた事を見ようとはしないこと
だろう。
かなり前に作ったこのナイフは、全鋼なので
耐水性のことを勘案してコンシールドタング
構造にしたのだが、バトニングのことを考え
たらフルタングのほうがよかったのではとか
思ったりもする。
しかし、よく考えたら北欧のラップナイフは
すべてコンシールドなんですよね。プッコとか。
そして実用的な北欧ナイフは限りなく
日本の古来の刃物に似ている。
なんというか古墳出土の原初の刀子
のよう。(古墳時代の刀子はその後の
大和朝廷成立後の細身の物=中世の
小柄小刀に似た形状=ではなく、現代
のナイフのような身幅の物でした)
結局、柄の中に密閉するコンシールド
タングでいいのかなぁ、とも思ったり
する。
本当のところを言うと、バトニングで
薪を割るのは、緊急事態等の非常手段
なのであって、そもそもがナイフは巻き
割り用の道具ではない。薪を割るのは
斧(おの/よき)であったり鉈であった
りする。
そうであるならば、ナイフに巻き割りの
機能を「可能性」として求めるのはあり
だが、「実現性」として当然の事のよう
に具備を期待するのは誤っている。
現在、ブッシュクラフトが静かなブーム
になっているため、ナイフで薪を割る事
が当然であるかのような誤解も生まれて
いるようだが、「ナイフでもできる」と
いうのと、「ナイフはそれをする」という
のでは、目的と用法の観点において大きく
異なる立ち位置となってくる。
ナイフに全方位での万能機脳を求めるのは
間違っていると私は思う。
バトニングをやることにも耐えられるよう
な構造にするには、それはフルタングである
ことは物理的に当たり前で、鉄鋼がむき出し
のままハンドル部分にあるのは防錆上好ま
しくはない。これまた然りだろう。
ただ、コンシールドタング構造やナロー
タング構造のナイフで刀身部を薪にあてて
刀身の棟部分を棒で引っ叩いて薪を割る
という乱暴な使い方をしたならば、それ
は力学的な作用で柄部分にガタが出るのは
これもまた当たり前のことだろう。
北欧のスカンジラップナイフは、バトニング
などは想定してはいなかったのだと思う。
普通に斧使うでしょ、北欧の生活文化と
しては。
バトニングによる巻き割りや切れ込み入れ
自体は実は結構古くからあった。あとチョッ
ピング。
私の学生時代からの今もつきあいある盟友
の奴などは、学生の頃の野営の薪燃やしの
時には自分のナイフでチョップして切れ込み
を多く入れて粗いフェザー状にして火に
くべていたし、私も80年代にはナイフで
バトニング巻き割り等を行なっていた。
チョッピングとバトニングは古くからある
やり方だった。
それがここ数年、「ブッシュクラフト」と
いう新呼称の野外活動の流行により、あた
かもバトニングしてメタルマッチで火を熾す
事こそが野営活動の基本、みたいな転倒した
風潮が出始めている。
火はライターや普通のマッチで点火すれば
よいし、燃料も固形燃料や液体燃料があれ
ば使えばよい。
ただ、緊急非常時のサバイバルもできる
能力を身に着けておこう、木製具も野外で
自作して、野草や植物や動物にも精通して
生き残れる人間力を持とう、というのが
本来のブッシュクラフトの目的だったの
だが、今は半ば完全にレジャー化したため
に、まるで野外ではナイフで薪を割って
火打石のようなメタル火花でフェザー
焚き付けに着火して、コーヒーを飲む、と
いうのが「ブッシュクラフト」であるかと
勘違いしている傾向が世間では出始めて
いる。
だから、バトニングのようなハードな
使い方に耐えうる構造で、巻き割りがしや
すいハマグリ刃のバークリバーのような
ナイフが大人気となるのだろう。
一時期(使えない)ランボーナイフが
「サバイバルナイフ」として爆発的に
売れたあの80年代のような伝説独り歩きの
風潮が2010年代の現在再び起きている。
ただ、今回のブームは、実際のところは
「大いに使えるナイフ」が流行している
ので、10年ほど前に大流行した形がカク
カクしたナイフを「タクティカル」と
呼んで使える最強戦闘ナイフのように
印象操作に乗せられた人たちが蔓延した
のとは異なる傾向性にある。
結構かなり本物の実用性に寄り添う形で
現2020年時点でのナイフブームは進行して
いる。北欧ナイフやブッシュクラフトに
使えるナイフの人気がグワッと上がって
来ているのは、これまでのランボーナイフ
や造形カクカクのなんちゃってタクティカル
とかとは異なる、実効性のある造形と構造の
ナイフに多くの人が注目するようになって
きていることがみられる。
こうした世間の傾向は、実のある本物の
ナイフ=刃物の本質に肉迫する要素を
持っている潮流であるので、私個人は
とても好ましく思える。それよ、それ、と。
来たね~、本物を求める人が増える時代が、
と。やっと来たか、と。
ナイフは使ってナンボ。使えないナイフは
刃物として役に立たない。
ナイフにおいても、いつの間にか(たぶん
90年代中期以降)実用的実力ゼロの現代
日本刀(=美術刀剣)と全く同じ轍を踏ん
で、見た目重視の「カスタムナイフ」が
蔓延した時代があった。
このまま実用性を離れすぎたままの傾向
が進むとやがて人々に飽きられるぞ、と
私は思っていたが、案の定、ナイフブーム
は去って、1985年から続いた専門誌も廃刊
になった。
私は思うに、その流れは「実を離れた鑑賞
高級品」としてナイフを扱おうとする作者
や販売者が招いた帰結だったように思える。
使えない高額な鑑賞物などは、経済状況が
厳しくなると世間からはそっぽを向かれる。
ナイフは「贅沢品」とは成り得ないし、
本質的にそうあってはならない。必要不可欠
な「道具」としての本来の位置を盤石に
させる取り組みをしないと、ナイフなどの
刃物は「無用の長物」として世間の世俗は
簡単に廃棄してしまう。
私は一時期ナイフが見向きもされないよう
な時期があったのは、それは大衆側に問題
があったのではなく、ナイフを取り扱って
いる側の主体的な問題があった故と総括
している。本質を見誤っていた主体の危機
こそがナイフという道具の危機を歴史の中
で呼んだのだ、と。
刃物という道具は、見てくれだけの鑑賞品
ではない実用品なので、実はかなり実力が
問われる道具だといえる。極限が包丁だ。
私のような素人が自分用の刃物を趣味で
製作するのとは違って、本職の人たちは
作品・製品の根本実力が実用シーンで試さ
れるので、極めてシビアなプロフェッショ
ナル性が求められる。
実力なき刃物はすぐに淘汰されて消えていく。
厳しい世界だと思いますよ。