像作品」だ。
部分がプロの手口ではない。
キョウバイと言う程に地面師
の世界ではあり得ない。
あと、謀議をする時に、他人
のいるオープンな飲食店で案
件についての話をしているが、
これも現実には絶対にあり得
ない。それは現実には密室で
行われる。盗聴、盗撮が無理
な密室で。
本作品では、料理店、喫茶店
でごく普通に首謀者の名前を
出して打ち合わせしたり、仕
事後の会食で事案の内容を話
したりしている。絶対にこれ
はない。共謀共同正犯の場合。
協力関係者が仕事後にいつも
殺されるのは現実と同じ。
ただ、現実では「事故死」と
して処理される。
本作品、刑事役のリリー・フ
ランキーと池田エライザが良
い演技を見せる。
そして、退職前のベテラン刑
事役のリリー・フランキーが
かなり良い。
ヤマハMT-09を走らせるシーン
があるが吹き替えだろう。
だが、その吹き替えのスタント
の人はド素人地蔵載りではなく
乗れてる人。
できる刑事役ぽくてなかなか
良い。
背中を自然に曲げて肘も脱力
させて顎を引いた爪先(親指下)
乗り。
最近世の中に実に多い硬直背骨
伸ばしガチガチ固まりのド素人
ではなく、きっちりと「乗れる」
人がスタントをやっている。
このあたり、表現が細かい。
腹を引っ込めるために着装
のジャケットは硬い物だと
外折れになると前が膨らむ。
こうした乗れる人間の姿を
見て「脂肪肝か?w」とか
書いてた本バカが痰壺ネット
板にいたが、本当に低脳の
スカだ。物事の真実を見抜け
ない。そもそもバイクにも乗
れない奴が匿名の陰でほざい
ているだけだが、頓珍漢の連
続で話にならない。誹謗中傷
にしても人的見抜きのスキル
が低すぎて不見識以下の鳥頭。
蟻程度の脳しかないのだろう。
バイク下りてからはエライザ
さん。普段の立ち居振る舞い
も警察官ぽくて、なかなか好
演技。
している時にマル被二名が
店外に出たので刑事も出た
が、それ見て即「あかんて」
と思った。絶対に狙撃で被
弾するか、通行人を装った
ヒットマンに刺されるか、
「部隊」に拉致される。
狙撃のみは路上に出たら防
ぎようがないが、歩道は極
めて危険だ。不審な電話に
も歩道上で警戒を解いて出
るべきではない。架電は作
戦なのだから。
案の定、歩道で電話中に横
にグレー塗りの車が通過し
て、その車から出た南米系
の清掃員に変装した数人に
事件を追う刑事は拉致され
た。
現実世界では、警視庁捜査
二課は平成15年に四課(マ
ル暴)と薬対が統合されて
知能犯捜査部門として再編
された部署だ。
フランキー刑事はけん銃(ニ
ューナンブ)まで装備してい
るのに不用心過ぎる。
だが、現実も拉致などはそ
のように即行で実行される。
ほんの数秒だ。
この手の作品、人がやたら
と殺される。
視聴者の猟奇心を煽るのが
主軸となり、人の心に良い
作品とは決していえない。
そして本作の連続事件の黒
幕は、猟奇的快楽殺人者だ。