![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/80/d70293b17b8c8c96604ccdb0c3d527a9.jpg?1683028754)
クリア塗りが乾いたら磨いで
行く。#1000〜#2000まで。
均し磨ぎをするとこのような
細かい削りカスが出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ca/5aee65edc401108be58269adfc8c3643.jpg?1683028808)
研磨して平らに均して、そして
また塗る。その為の最初の磨ぎ
段階。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c4/4418747d619591c5116cd6754f5d0250.jpg?1683028754)
磨ぎ出し工程では撫でるように
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c4/4418747d619591c5116cd6754f5d0250.jpg?1683028754)
磨ぎ出し工程では撫でるように
空磨ぎをする。優しく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/82/eb3141ab121815ea954f532f8ddcf74b.jpg?1683028754)
実に良い杢目だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/2c/878dfc798483714a5d5c38c7673db909.jpg?1683028754)
カーリーとキルテッドの混ざり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/82/eb3141ab121815ea954f532f8ddcf74b.jpg?1683028754)
実に良い杢目だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/2c/878dfc798483714a5d5c38c7673db909.jpg?1683028754)
カーリーとキルテッドの混ざり。
36年前の角材の時には全く分か
らなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/08a734582976240271485fba9d277066.jpg?1683028754)
こちらは磨ぎ前のフォアアーム。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/08a734582976240271485fba9d277066.jpg?1683028754)
こちらは磨ぎ前のフォアアーム。
カーリーが出たメープルだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4b/fb0533081a504a2401ca405071d7f4ed.jpg?1683028757)
まるで日本刀の地肌のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/c4/3e37faed9121713c247ebdedfcad74b4.jpg?1683028757)
見れば見るほど日本刀。
カーリー部分は日本刀の映り
にも似ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/61/b6538dadcf9ca55abca829fbbf3dca69.jpg?1683028757)
このあたりは山城伝粟田口の
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/61/b6538dadcf9ca55abca829fbbf3dca69.jpg?1683028757)
このあたりは山城伝粟田口の
日本刀の地肌のようだ。
地錵(ぢにえ)が鱗のようにびっ
しりとつく作風の刀の肌目。
これは磨ぎ出し前の状態。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/32/f00be91cd5ba4f2e1af0b50cc3af2e4a.jpg?1683028757)
メープルの良肌のキューを私
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/32/f00be91cd5ba4f2e1af0b50cc3af2e4a.jpg?1683028757)
メープルの良肌のキューを私
が「撞球剣」と呼ぶ意味がご
理解いただけるかと思う。
複雑な杢目を見せるメープル
素材のキューは、肌目が日本
刀にそっくりなのだ。
今は真っ黒キューが大流行だ
が、こうした質感を持つメー
プルの材料を真っ黒に塗るの
は、とても勿体ない。
スリーブのみ1回目の磨ぎが
終了。
また塗る。
それを何度も繰り返す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/5e/f7fe2c4e3c90a30cb270c65a28620599.jpg?1683028890)
塗り2回目。
砂吹きからの本塗装の1回目。
砂吹きは数回に分けて短時間
で行なう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/5b/0a43100c5957d718a08c7c0939a69447.jpg?1683028808)
砂吹きからの本塗装の1回目。
砂吹きは数回に分けて短時間
で行なう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/5b/0a43100c5957d718a08c7c0939a69447.jpg?1683028808)
乾いたら磨ぎ出す。
何度も塗り、乾燥、磨ぎを
繰り返してクリアの層が厚
くなったら、最終的には軽
く水磨ぎをする。
それまでは優しく空磨ぎ。
クリアコートは塗りの技術も
大切だが、もっと重要なのは
磨ぎだ。
研ぎではなく磨ぎ。
機械を使った研磨ではなく、
指先に全神経を集中させて、
僅かなミクロン単位の凹凸
(おうとつ)さえも感知しなが
ら均して行くように撫でて
磨ぐ。
完璧に平坦になるように磨ぐ
のだが、足つけも兼ねる場合
の研磨と均しと磨きの三種が
あるので、それを使い分ける
ように手磨ぎをして行く。
それがうまく行くと、クリア
塗装はこのような仕上がりに
なる。
今回、この時と同じ塗料を使
っている。
ウレタンではない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/a2/9c2e8ccf20670b0a7617c7d710fce2ac.jpg?1683030099)
今回1年ぶりにリペア塗装して
いる私のキューが出来上がっ
た頃の撞き。
6年前に完成した。
30年かけて(笑
材は東京下町の職人さんから
分けて貰った江戸前の木材。
採れたのは北米東北部だが。