RZ350のセカンドバイクとして
通学用に購入したカワサキの
AR50、最高の原付二輪だった
よ。
買ったその日に神奈川県川崎
の木月のカワサキのバイク屋
から広島県三原市まで下道で
走った。
広島まで行って横浜まで帰っ
てくればナラシが終わるだろ
う、てなもんで。
何度も高速道で横浜から広島
までの往復はRZで走っていた
が、下道の原付50でのハマ⇔
広島県の800km超は初めてだ
った。
身体は何ともなかったし、ど
こも痛くはならなかったが、
とにかく眠かった。RZでの高
速ドカンとは違ってなかなか
到着しないし。
静岡を過ぎてからは、もうい
い頃合いだろと、ずっと全速
全開だった。
休憩時間を除いて実走行時間
20時間ちょいで到着した。全
過程下道。当然全信号では停
止する。そして、国道1号と
国道2号をひたすら西へ。
広島県内で暫く滞在してから
再び神奈川に戻った。
下道の実走行は、片道約850
km程だった。
よくできたマシンだったが、
上は9000rpm上で頭打ちだっ
た。ノーマルであと1200rpm
程回ってほしかった。
ホンダのMBX50が当時の50
スポーツでは一番速かった。
エンジンはいくらでも回った。
加速もトルクも鋭かった。
あれ、今考えると絶対に7.2PS
じゃないよ(笑
そういうの1988年のMC18で
もホンダはやってたし。
ただ、ARは足回りが頗る良
く、峠の下りでは、曲がらな
い走らない車の代表のホンダ
VT250などはカモ中のカモだ
ったのは確か。
あ~いた、いた。いらっしゃ
~い、みたいに。
広島県内でも何台もVT250は
AR50でぶち抜いた。6速吹け
切り下りペタ寝かしコーナリ
ングで。登りは駄目よ。49cc
だから登らないから。
下りはメーター読みでダブル
ニッケル以上は軽く行ってた。
MBXは100位出る車だったが、
ARはそこまでは出なかった。
ただし、そういう事いつもや
ってっと、50だろうが250だ
ろうが免許はそのうちいつか
無くなる。いくない。
行きと違い、帰りはアッセン
ブリ純正セパレートハンドル
を裏返しに装着してかなり低
くセットして横浜に帰還した。
一般国道だろうと、直線はタ
ンクにベタ伏せで吹け切りの
走り。
浜っ子の長距離走り、80年代
は当たり前。
峠でのペタ寝かしも当たり前。
理由?
ハマナン着けてるから。
ボトムセンサーとしてフォー
クに巻いているタイラップは、
フルボトムまで前が沈む走り
である事を示している。
タイヤもノーマルだが、横ま
でズルズルだ。
空冷だったが良いバイク。
これはグンヘルに見えるが違う。
バリ伝連載以前だからだ。押江
さんヘルと水谷勝さんヘルをモ
デファイした私のオリジナル。
DIYペイント。