渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

世界グランプリ1981年英国シルバーストーン

2024年02月23日 | open

British 500cc GP - Silverstone 1981.


世界チャンピオンのケニー・ロバ
ー(米)に迫るカワサキKR500の
コーク・バリントン(南ア)。
バリントンは1978年1979年に250
と350でダブルタイトルの世界チャ
ンピオンだ。通算4度世界王者に
輝いている。
カワサキの世界チャンピオンと
いえばコーク・バリントンとア
ントン・マンク(独、1980年250、
1981年250,350、1982年350,
1987年250ホンダで世界チャンピ
オン)だ。

この1980年前後はヤマハ、スズキ、
カワサキで世界最高峰を争ってい
た。
1982年からトップグループに初め
て2ストGPマシンに踏み切
ったホ
ンダが参入した。

そして、日本の4メーカーが世界
グランプリ最高峰の舞台で2スト
ワーク
スマシンで戦ったのは地球
の歴史上1982
年のたった1シーズン
のみだった。
カワサキが1983年に
はGP500から
撤退したからだ。
そして、1983年は史上最も熾烈な
ヤマハ対ホンダの一騎打ちとなっ
た。伝説のシーズンが1983年WGP
だった。
シーズンを通して優勝したのは
ヤマハのケニー・ロバーツかホン
ダのフレディ・スペンサーの二人
のみというシーズンだった。
ケニーは最終戦で勝利するも
ポイント争いで21才の若き天才
フレディに敗れ、偉大なキング
は引退した。

この頃の世界グランプリ500が面白
かったのは、各クラスでの世界王者
経験者が500で一堂に会して戦った
のが特筆的だった事によるだろう。
つまり、オールスター戦のような
高レベルなレースが毎レースの
メンバーであり、トップ10は突き
抜けた世界最高技量の持ち主たち
が鎬を削ったのだった。
世界中でロードレースブームが
爆発したのもこの頃だった。
世界トップを走るのはすべて日本
の2ストロークレーシングマシン。
日本製オートバイでないと世界
最高峰競技では勝てなかった。

実は環境問題を口実に、日本潰し

の為に欧州では2ストバイクの廃
止論が今から50年以上前から席巻
し始めていた。
だが、日本のメーカーが世界グラ
ンプリという場所で2スト車の
能力的優秀さを示す事で、その
歴史の流れを以降40年間ストップ
させたという事実がある。
現在も様々な排ガス規制は産業
操作が本当の狙いであり、環境
配慮などが本旨ではない。
原発クリーン安全神話が産業目的
の隠れ蓑の大嘘であるのと同じ
内実が実は環境保全を表看板にし
た排ガス規制だ。
だが、騙されている人々は実に
多い。
特に日本人などは騙され人が
大多数だ。
それは、やはり原発安全神話に
コロリと騙されていた思考停止
が多いのが日本人だからだろう。
現行の(従前からだが)欧米主導
の排ガス規制は、「ある意図と
目的」の為に実施されている。
地球環境を勘案してとかいう言辞
はすべてまやかしだ。
それはかつて「地球の石油はあ
と30年で完全枯渇する」と50年
前にそれら環境問題を口にする
世界の大国の権力者が言ってい
たのが大嘘だったのと同じく、
嘘なのだ。
地球の原油の油田は40年程で

満タンになる。原油は地球に
よって再生産されるのだ。
その嘘がばれそうになった時、
権力者たちは地球温暖化やCO2
問題を口にする方向にシフトし
た。
内燃機関を地球規模で廃止する
方針まで出して。
すべて、大嘘を根拠としている。
狙いは世界規模での産業のエレ

クトリック化の新事業育成にあ
る。
なぜ切り替えたいのか。

それは、産業資本の利潤の為だ。
地球規模では天文学的な利益を
生む。
それを先行独占したいのが狙い
だ。
地球の事や人類の事などは真実
のところでは考えていない。
原発推進の時と同じ手法でやって

いるだけ。世界の人民を洗脳キャ
ンペーンで騙しながら。





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