渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

峠流しの快適走り

2024年12月11日 | open

奥多摩で若者に絡まれ強制停止!
57歳元ローリング族【CB400SF・GSX-R125】


先生、ローリングはしていない
し(笑
流しているだけだしよ~。公開
物では(笑
今は身体を壊してバイク降りて
いる元バイク乗りのかみさんと
二人で大画面モニターで「面白
いね~」と走行動画を観ていた。

ただ、先生が言う「ツーリング」
は私個人はツーリングではない
と思う。
峠という目的地に行くまでの移
動であって、ツーリングとは趣
が違うと思う。
私がかつて峠マンだった時代、
毎週水曜日の早朝に箱根を相方
弁護士とツナギの上にトレーナー
着て走っていた頃、横浜から箱
根まで行く往復は「ツーリング」
ではなかった。目的地までの単
なる移動。
私もそれはまったく面白くも何
ともない。
世に概念いろいろあれど、私も

相方もそれは「ツーリング」と
は受け取ってはいなかったと思
う。
私は片道70km程(相方は95km)だ
が、西湘使って弾
丸だし、帰り
は弁護士は午後か
ら法廷があっ
たので御殿場から高
速弾丸で都
内帰り。

それ、単なる移動であって、行
程で様々なロードレイアウトや
土地や人に触れ合ういわゆるツ
アー
というツーリングではない
と思
う。
結局「旅」要素が無いとツーリ
ングとはいえないのではないだ
ろうか。同じ二輪で走り外出す
るにしても。
普段立ち寄らぬ店に寄って飯を
食ってみたり、地元ではない風
景を堪能したり、ロードレイア
ウトを楽しんだり、そういうの
がツーリングだと思う。

例えば、今はもうやってないみ
いだが、1980年代初期にMC
浜ケンタウロスがやっていた
浜から神戸の茜までの弾丸コー
ヒー飲み600マイルブレンド
どは、あれはツーリングでは

いと思う。
目的地までの移動で
あって。本
人たちはピクニック
と称しては
いたが。ボスは80年
代前半の段階で私には「最近や
らね」
と言ってたけど。人喰い
新聞のペーパーを出そうかと言
ってた頃。

600マイルブレンドは実話だが、
あれはツーリングではない。

ことしの夏、私も64才になった
身で広島から富士山麓まで走っ
た。

1日走行801kmだった。
それは富士に行く目的があって
の移動であり、行程はツーリン
グではない。
まあ、途中いくつか弾丸シーン
はあったとはいえ、移動だから
ちっとも面白くはない。
面白くもないが、二輪で富士の
現地で
首都圏の仲間と合流して
共走り
するのが目的なので走る。
それは辛くもな
いし、1日の走行
距離が800km程は実走して
も実
際に身体はどこも痛くもならな
い。不眠な
ので眠いだけで。
現地に着いてからの富士周辺共
走りこそがツーリングだった。
初日(曜日の日付は変わるが
自分は不眠なので1日のうち)
の当日に静岡県の朝霧から山

梨県まで、待ち合わせ合流した
トライアンフと走り、
集合した
翌日はMCでいろいろ
走り回った。
初めての店とかに
も寄りながら
飯食って景色も
ロードも堪能し
て。

そういうのがツーリングだと
思う。
長距離だろうと短距離だろうと
目的地までの走行はツーリング
というツアーではないのでは。
ほら、コンチネンタルサーカス
が存在した時代に、次のサーキ
ットまで移動するのは果たして
ツアーであるのか、というよう
に。

だが、彼らグランプリ家族たち
はそれをも「旅」として生活の
中に溶け込ませて日常化してい
た。
だからこそ、各地を転々とする
サーカスになぞらえてグランプ
リ家族はコンチネンタルサーカ
スと俗称されていた。
彼らはサーキットを走る旅人だ
った。

実はここにこそ、物理的な構造
を人間の感性と結節させる事で
質性変化させる人間の営みがあ
るのであって、そうした人間の
行為が「旅」という存在の存立
を左右するのだと私は思う。
ただ単に物理現象を物理現象と
してしか捉えていないと、それ
は人間側の感受としても物理的
即物的なものの範疇を超えない。
「単なる移動」となった時、そ
れはミュージシャンの演奏地へ
の移動キャラバンと同じで、途
中過程はちっとも面白くもない
かと思う。

走り自体はくっそ面白くて、ご
自身も楽しんでいる元同じ町内
隣丁目住人のセンセの動画を妻
観ていて、てなこと思った次
にて。

これはツーリングです。還暦
ぎの二輪乗りの。速度関係
なく(笑
阿蘇ツーリング ~ミルクロード~
これは行きも帰りも阿蘇現地
での走りも堪能したもろにツ
ーリン
グ。
いろいろハプニングや出会い
もあって、かなり面白く濃い
2泊3日だった。
出会いも一期一会。ロードも
一期一会。それが面白い。
その瞬間を瞬間ごとにガバチョ
と受け止め
るという旅の面白さ。


 


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