アメリカは日本と比べ物にならないほど、情報量が多いようです。ケーブルテレビも200チャンネルを優に超えるそうですし、ラジオ局など、ローカル局を入れたら数え切れないのではないでしょうか。雑誌の数も、半端じゃないです。町によくある雑誌スタンドを見ると、日本のキオスクの余裕で5店舗分以上の大きさが全て雑誌で埋まってる。一体、何百種類あるんだか(笑)。
しかしコンビニやスーパーでは、一般の若者や、主婦、そして子供向けに購買層を絞って人気のある雑誌だけが置いてあります。その人気雑誌たちを見てみると、とても印象的だったのがですね、シェイプアップ系の雑誌がもの凄~く多いことでした。日本でいうと「ターザン」みたいな、「スリムで健康なカラダ作りを目指す」ものが十種類以上、そして、もっと極端に、ボディビルディングの本がこれまた何種類も。日本じゃちょっとマニア向けかと思いますが、強いアメリカの・・・お国柄でしょうか(笑)。たしかに、大きな人、多かったですけどね。帰ってきて改めて、わー日本人はみんなスリムだなーと、本当に思いましたよ(笑)。
写真は、ご存知、「少年ジャンプ」の英語版です。宮崎アニメを筆頭に、アキラやドラゴンボールなど(他にも沢山ありますよね、きっと)、とにかく日本のアニメの人気は凄いようですねー。確かに、とってもクオリティが高いですものね。絵も、物語の複雑さも。これも普通のスーパーで一番前に置いてありました。漫画ねー、ぼくもさすがに最近はあまり読まなくなりましたが、ラーメン屋さんとかで、ペラペラ見ながら食べるの、結構やっちゃいます(笑)。あ、ツアー先でお風呂に入るときは、よく読みますね。「鬼平犯科帳」とか「雲盗り暫平」とか、時代劇のが、お気に入りです(笑)。
左下のあたりに、「勝利」と、見えますね。漢字が訳されずにそのまま使われてますが、まぁ、ビクトリー、ですからね、アメリカ人の大好きな(笑)。景気のいい言葉ですし、よくこういうのを刺青してる外国人を目にしますね。あと、「夢」とか「一番」とか(笑)。実際、漢字ブームらしいですよ、ここ何年も。
以前モルディブに出かけた時に、シュノーケリングポイントへ行くレジャーボート(あちらでは「ドーニ」といい、島の主な交通手段になっている、実にのどかで便利な船です。)で乗り合ったトルコ人のかなり年輩の女性二人組が、「島へ戻ったら、ホテルのバーで一緒にお茶でもしませんか?トランプでもしながら。」と誘ってくれたので、まぁ、言葉に不安はあったものの、あちらも英語はメインではないのだし、何とかなるだろう、とOKし、御一緒した時のことです。僕は当然ビールでしたが(笑)、あちらはイスラム教の為、アルコールはご法度ですから、コーヒーか何かを頼んでました。
片言英語に大笑いしながら、ひとしきりポーカーを楽しんだ後、彼女達は、漢字を書いて見せてくれないか、と言い出しました。「一つひとつの文字に深い意味がある漢字に、興味があるのよ。とっても文化的よ。」と。僕が自分の名前や住所を漢字で書いて見せると、しきりに感心した風に見入り、色々と意味を質問してきました。「川村の川はリバーで、村はヴィレッジ、かなぁ。」などと説明すると「川は恵みの水をもたらす川、そして村は人々が寄り添って暮らすところ。とっても素敵な名前ね。」と褒めてくれました。うーん、まさに外側からの視点。とっても新鮮でした。
そして彼女は今度は自分の名前を漢字で書いてくれないか、と言いました。彼女の名前はスタンさんといいました。
少し考え、僕は「スタン」さんの名前を、「素単」さんと書きました。「この漢字は、どういう意味を持っているの?」と問う彼女に「素はシンプル、飾っていない、という意味。単はOne、えっと、たった一つの、という意味ですよ。」と答えると、「ワオ、とっても素敵な意味ね!ビューティフル!」と、喜んでくれ、そのメモ用紙を「ありがとう、大切にするわ!」とバッグに仕舞うと、最後に「素敵な旅を。」と、とびきりの笑顔を見せてくれました。
スタンさんというのは、トルコでは多い名前らしいです。確かにあの辺り中東の国名にも多いですよね、パキスタン、カザフスタン、アフガニスタン、トルコにはイスタンブールという有名な都市もありますね。後で調べたら、スタンとはペルシャ語で「国」、とか「地域」という意味があるそうです。しかし、色々と危ない事件や問題も多い地域、スタンさん達はその後も元気で暮らしていらっしゃるのでしょうか・・・。
今朝のサッカーでは「勝利」とはいきませんでしたが、なんの。とにかくお疲れ様でした。一生懸命走って、強い相手とも、大きなプレッシャーとも、必死で戦ったんですから、とにかく、ご苦労様でした、と言いたいですね。
そして僕は今日まで4日間続いたリハが、明日は一旦お休みなので、今夜は映画でも観ながら、ゆっくりビールでも飲もうかと。まぁ、毎日飲んでますが(笑)。
では。