ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は外に出る予定が無かったので、昨夜は目覚ましをかけずに寝ました(ちょっとした幸せー)。

ふと目が覚めて「おー、良く寝た。んー、昼か?夕方か?」と時計を見ると、まだ9時ちょっと過ぎでした。思いのほか早い(笑)。なので、そのままベッドでしばらく本を読んでいましたが、今度はお腹が減ってきたので、そのまま起きて、ご飯を食べて、せっかくなので献血に行ってまいりました。何がせっかくなのかは分かりませんが

僕がいつも行っている献血ルームには、ちょっとだけ身体の不自由な女性の方が働いていらっしゃいます。といっても、喋る言葉がすこしゆっくりな程度で、ちゃんと聞いていれば何の問題もありませんし、仕事もしっかり、そしていつもにこやかに、忙しそうに働いていらっしゃいます

いつものように献血を終えての帰りしな、その方が「はい、川村さん、カードお返ししますね。あと、これ今日の記念品です。」と、ビニール袋を差し出してくれました。今日はなんと、立派な水筒を頂いちゃいましたよ。決して(えぇ、決して(笑))モノが欲しくて行っているわけではありませんが、思いがけず何かを頂けるというのは、やっぱりちょっと嬉しいものですね

そして、「あのー、これもよかったら、どうぞ。」と、袋とは別に、手渡ししてくれたものがありました。それが、この、

・・・キティちゃんの携帯ストラップ。

「ありがとうございます。いただきます(笑)」と、頂いては見たものの、・・・さて、どうしましょうか(笑)。

そして、「お世話様でした。では、また。」と引き上げようとした時に、彼女は僕が持っていたカメラをちらっと見て、「あ、あの、それ、D40x(エックス)ですか。」と言うので、「あ、これは『D40』という、エックスの付かない、少し安い方なんですよ。見た目はまったく同じなんですけどね。」と答えました。

まさか、彼女から「D40x」などという言葉が聞けるとは思ってもいなかったので、ちょっとビックリしました。でも、ちょっとわかってくれる人と出会うと、嬉しかったりもしますね。なので、「カメラ、お詳しいんですか?」と訊きますと、

「主人が、このあいだD40xを買ったんですよ。でも、なんだかずっとフィルムをやっていた人なので、『デジタルは画像が暗いな』って言うんですよ。そうなんですか?」

「あぁ、きっとちゃんとフィルムで撮ってらっしゃった方には、やっぱり差があるんでしょうねー。でも、この価格帯のデジタル一眼では、これは明るい方だと言われてますよ。キャ○ンとかペンタッ○スは、僕も少し暗めに感じるくらいです。このクラスでは、これ、とってもいいカメラだと思いますよ。」

「あー、そうなんですかー、良かった。じゃあ、帰って主人にそう言ってみますー。もう、私は全然カメラは分からなくって。」と笑うんです。今までも献血ルームではいつもお会いしていた方でしたが、こんな風に個人的にお話をしたのは今日が初めてのことでした。

「カメラは全然わからない」、と言いながらも、パッと見ただけで「それD40xですか」って言えちゃうくらいですからね、きっと、いつもご主人の(きっと小難しい)カメラ話を、分からないなりにも一生懸命聞いてあげてるんだろうなー、って想像しちゃって。ちょっと微笑ましい気持ちで、今日は献血ルームを後にしてきました。

またしても思い出される、Eくんの言葉。

「カメラ持ってるだけで、思いもかけないような出会いがあるんですよ。」

あるんですねぇ。今日みたいな、ほんの、ちょっとしたことだったりだとしても。でも、こういうのって、何か残るんですよね。うーん、カメラって、不思議です。

さて、で、このストラップは・・・と。付けときますか、ここは(笑)。

ではー。



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