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今日のテレビ番組欄を見て、ちょっと目を疑いました。
終戦の日・・・だというのに。
幾人かの方もご指摘なさっていたように、戦争関係のテレビ番組が、本当に少なくなってる気がします。
視聴率最優先の今のテレビ業界ですし、まして今年はオリンピック中というのもあるでしょうけれどもね・・・しかも、中国での。
僕は、何がしか影響あるんじゃないかなぁ、と思っています。
近代日本がした戦争を(ざっくりとですが)、改めて名前だけでも確認してみましょう。
日清戦争(1894~95)
日露戦争(1904~05)
第一次世界大戦(1914~18)、
・・・ここまで、日本はちょうど10年おきに戦争をしていたんですね。そして、これら全ての戦争では、戦勝国となっていました。
そして、
日中戦争(1937~45)
第二次世界大戦(1941~45)・・・最初で最後の、敗戦。
・・・63年前の8月15日から、日本は戦争をしていません。
(ちなみに、満州事変(1931年)から、日中戦争、そして第二次世界大戦、までの流れを総称して「十五年戦争」などとも言います。「事変」というのもよく出てきますが、これは一般に、戦争よりも少し規模が小さいものを指します。英語で言うと「incident=事件、出来事、ハプニング」です。)
・・・はい、ちょっと歴史のお勉強っぽくなってしまいましたね。いきなり眠気が、という方もいらっしゃるかと思いますが・・・。
何が言いたいかと申しますと、これら日本のしてきた戦争の全てに、お隣中国が関わっているということを改めて確認しておきたいな、ということなんです。
(※)そして、これはそもそも、日本の中国(当時は「清」)に対する「侵略」が発端でした。大局的に見て、日本は常に加害国で、中国は被害国、でした。それゆえ、日本も中国も、今でも敏感になっているのですよね・・・例えば、所謂「靖国問題」などで。(※)
そして、僕は今年の戦争関係のテレビ番組の少なさも、もしかしたら、オリンピック開催中であるお隣への配慮もあるのでは・・・などと勘ぐってしまうわけです。実際はわかりませんけどね。単純に、世間的に、どんどん興味が薄れてきているからなのかもしれません。だとしたら、それはそれで、さらなる危機だとも思うのですが。
日本と同じく、第二次世界大戦で敗戦国となったドイツ(日本と同盟を組んでいましたね)では、今でもそうとう熱を入れて「あのヒトラー、ナチスの過ちは絶対に繰り返さないように」と、自己批判をする風潮があるようです。かたや、日本は・・・どうでしょうか。危ぶむ声を、よく見聞きします。
日本が侵略をするまで、中国は日本のことを、ずっと「かわいい弟」だと思っていたという話があります。
ちょっと考えてみるだけでも、日本に無かった「文字」を教えてくれたのは中国ですし、Japanという国名も、「日の出の国」を福建語でジペンクオJih-pen-kuoと呼び、唐代にはクオ「国」を省略してジーペンと言ったことから『東方見聞録』を著したマルコ・ポーロがこの言葉をZipanguと記した事に由来しています。たったこれだけでも、中国と日本との強いつながり、というか結びつきを感じませんか?
そして、そんなかわいい弟と思っていた国に突然侵略されたので、中国はより深く悲しみ、怒ったというのです。それゆえ、・・・その怒りのあまりの大きさゆえ、戦後63年経った今になっても、ずっと尾をひいている、という話があるのです。
中国に関して、日本との関係に関しては、まだまだ僕も知らないことだらけですので、もっと勉強していきたいと思っています。
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今日の石原東京都知事の定例記者会見でのやりとり。
こちら、よろしかったら。靖国問題、そして中国のお話など、歯に衣着せぬ発言で有名な知事ですが、例にもれず、なかなかのものです。
そして、たまたまですが、「せいぜい」という言葉をめぐってのお話、昨日のブログではないですが、日本語の難しさ、というか、もうこの件では煩雑さすら感じます。あまりに意味が違いすぎて。これを機に、改めて辞書を引いた方も多いと思います。福田総理は、果たしてどちらの意味で言ったのでしょうか・・・って、本当に石原さんが取ったような意味で言ってたら・・・常識的に考えて、そんなわけはないと信じますが、僕も辞書を引くまでは、「えー?せいぜいって!」でした。
しかし、福田さんってね、・・・僕は忘れもしません。数年前の官房長官時代ですが、発泡酒が値上がりになった際の会見で(勿論僕は「値上げ?まじかいなー」でしたが)、「・・・発泡酒って、おいしいんですか?私は、それ飲んだことが無いんですけれども。」と言いましたからね。たとえそれが本当でも、こういうことを平然と国民に対して言ってしまう感覚って、・・・ズレたところのある人だなぁ、とビックリしましたよ。
いや、もちろんだからと言って、それを今回の発言とは繋げるつもりはないのです。ただね、総理大臣の息子に生まれて、ずっとその世界から出ないで生きてきた人というのは、「30円安いからビール我慢して発泡酒にするかー」というような庶民感覚は、なかなか持ちづらいのかなぁ、と。日本の政治システムそのもののせいだとも思うんですけれどもね。
それにしても、石原知事の、
「おれ、日本人なんだ」。
この言葉を読んだ瞬間ね、正直、ちょっとスカっとしちゃいました。
失言も失策もしますし、アンチも多い知事だとは思いますが、それでもこの人の言葉は、他の多くの政治家とは、一線を画していると思います。言葉が、生き生きとしてるんですよね。
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さて、明日は名古屋、そして、明後日は大阪にお邪魔します。どうぞよろしくです
。はりきってまいりましょうぞ
。
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最終リハーサル後、スタジオ・サブルームにて。Photo by マリオさん。
さて、今夜唯一の戦争関連番組とおぼしき、N○Kスペシャル、「果てなき消耗戦 証言記録 レイテ決戦 」を見ます。あら、もう始まっちゃってますが、・・・勿論、録画してあるので大丈夫です。再放送の予定は・・・まだ出ていませんが、N○Kスペシャルですし、きっとあるのではないでしょうか。
しかし、最近「証言記録 兵士たちの戦争」シリーズを全て観て思いましたが、本当に、戦争は悲惨です。悲惨極まりないです。
「あれが・・・本当の地獄だよ」と語る、元兵士のおじいさんたちの言葉に、僕たちは真剣に耳を傾けなければいけないと思います。
実際に目にしたら、体験したら、僕はどうなるんだろう。まともでいられる自信は、ないです。怖いです。
だから、「地獄」を繰り返さぬように。
これから、誰も「地獄」を目にしなくて済むように。
ではー。
---追記。---
(※)このくだりは、誤解をまねきかねないというか、ちょっと僕の言葉が足りなかったようです。とてもデリケートな問題ですからね、もっと言葉を選ぶべきでした。
近代史、日本の戦争史を理解するうえで、とても大切なポイントですから、また改めて時間をとって、じっくりと考えていきたいと思います。
レフトでもライトでもなく、極力、センターという立場に立って。
参考:「自虐史観からの脱出。」
ではー。