昨日のライブ中、激しく動きすぎてどこかに引っ掛けちゃったのか、いつもしているブレスレットの金具が壊れちゃいまして、修理に出す事にしました。
荷物もあるし、一度帰ってから・・・とも思ったんですが、思うところありまして、新横浜を通り越して品川で下車して、直接渋谷に出ました。
というのもね、最近二人の友人から、ほぼ時を同じくして「おすすめだよ!是非!」と勧められてた映画ありまして、上映予定を新幹線の車内で調べたら、時間がちょうど合いそうだったんで、「おー、今日観れるじゃーん」、と思いまして。
「アクロス・ザ・ユニバース」(←予告など観れます)
題名からもお分かりになるように、全編ビートルズの楽曲で構成した、青春・ミュジカル・ラブ・ストーリー。
使われている33曲は、全てこの映画のために新たに録音されたもの、しかも実際に俳優たちが歌っている(!)もので、アレンジがとても斬新で、しかも有名な歌詞の数々を、さもセリフのように俳優さんたちが歌い、それがまたイメージ豊かな映像と一緒になってね。「へー、これって、こんな曲だったんだー」って納得できたり、あるいは、「おー、こんな風に解釈できるのかー」って驚ける、という映画なんですが、舞台が、ベトナム戦争下のアメリカ。バックボーンには「反戦」へのメッセージが強くこめられています。
ほんとね、いい映画でした。僕から皆さんにも、おすすめします。
予定してた上映回の一時間前に映画館に電話をして、「まだ席は空いてますか?」と訊いたら
「えー、その回ですと・・・今、4席ほど・・・」
あらら、もうそれだけしか残ってないのかー、と思いきや、
「・・・埋まっているだけです。」
最終的にはシアター2の全183席のうち、40席くらいの入り。平日の、まだ夕方ですしね・・・と思いきや、お隣のシアター3は、満席だったようです。たしか、「花より・・・」だったようですが。
でもおかげで、ゆったり観れました。僕が購入していた中央真ん中付近の席は、他のお客さんも集中していたので、会場に入った時に見回して、さらに2列ほど後ろに座る事にしました。その列は、僕だけの貸切状態、目の前の席にも誰も居ないしね、という感じで、実に快適なポジショニングをゲットしまして、ゆったり鑑賞。贅沢、贅沢。そうそう、よく見知った年配の俳優さんご夫妻をお見かけしました。多分、本物のビートルズ世代(60年代に青春真っ只中)なんじゃないでしょうか。テレビや映画ではちょっと憎たらしい悪役なんかを演じることの多い方なんですけど、これから勝手に親近感沸いちゃいそうです。「なんだー、ビートルズ好きなんじゃーん」って(笑)。
もちろんね、ビートルズの曲を知っていたら、もう絶対に楽しいですし、そうでなくとも、十分に楽しめる映画だと思います。・・・でも、彼らの曲は「世界で一番有名」と言われるくらいですから、おそらく音楽好きの方ならどなたでも、聴けば「あー、知ってるー」って曲が多いと思いますよ。
いやー、しかし何回ウルウルしてしまったことか・・・。そして途中の「Let it Be」のシーン(あまりにも切なくて)、そして最後のシーンでは、ボロボロでした(・・・一人の席に移動してて良かった)。
気付けば、けっこう久しぶりに映画館で映画を観たんですが、映画はやっぱり映画館で観るものなんだよな、と思いました。
いくら家にそこそこ大きなテレビとかホームシアター・システムがあるとか言っても、「あー、やっぱり全然違うなぁ」、と「映画館で観る映画」の底力を、改めて思い知らされました。映像も、音響も、やっぱり違いますわ。素晴らしかったです。
・・・何かの間違いですっごいお金持ちになったら、映画館のある家作りたいなぁ・・・って思いましたもの(モトリー・クルーってバンドのドラマー、トミー・リーが家に80席くらいのミニ・シアターを作ったってのをテレビで見ました。・・・いいなぁ(笑))。そうそう実現はしないでしょうけれども(笑)。・・・てか、その前にグランドピアノの置ける家が欲しい、という比較的現実的な夢の方をなんとか、どうにか。・・・よし、宝くじ買うかな(笑)。
皆さんは、どんな家が欲しいですか。・・・どんなわがままでも利くならば。
いや、家ではない。
映画館も、
なんならピアノだって、
無くたっていいのだ。
モノではないのだ。
必要なのは・・・
・・・All I Need Is
Love.
そう、
「愛こそはすべて」。
・・・と言って〆めなければ、今日、この映画を観た甲斐がないというものです。
なんだい、映画館だの、ピアノだの、広いお風呂だのって。俗物だなぁ、僕は。
あ、お風呂は別に言ってなかったですかね(笑)。でも広いお風呂はいいですよねー。うん、夢は夢で、持っていても邪魔にはならない(笑)。
というわけで、改めて映画のシーンを思い起しつつ、お風呂に入るとしますイイモノミター。
ではー。