川崎大師さんと言えば、くず餅。
昔は「クズ餅かぁ・・・。しかし、クズって」と、餅好きな身としても、なんだかちょっと可哀想な名前だなぁ、と思っていましたが、商品になるときには、縁起を担ぐためでしょうか「久寿餅」と書きまして、ありがた雰囲気な名前で売られておりますね。
ってか、これが関東でしか食べられないというのを今知って、ビックリしております(こちら)。関東圏の方以外は、もしかして「なに?それ?」って事もありえるのでしょうか。
うーむ。
子供の頃から食べていた僕としては、ちょっとしたカルチャーショック。日本は狭いようで、広いですな。
甘い蜜をたっぷりとかけてね、きな粉をパラパラーッ。この蜜ときな粉が好きでねぇ(笑)。正直、子供の頃は、なんだか味のしないようなくず餅自体は、それほどどうでも良かったというね。
でも、改めて今ね、こう、お茶をすすりながら頂くとね、
「・・・おいしいなぁ」(←くず餅のつもりね)
と、まぁ、すっかりおじさんです仕様になっていた、というね(笑)。味覚もちゃんと歳をとるのですなぁ。あ、勿論良い意味で、ですよっ。
で、一緒に買ってきた濡れせんべいなんかもね、レンジでちょっとドンしてね、お茶をこう、ズズーッ、とね。(←おせんべいのつもりね(笑))
「・・・あぁ、幸せだのう」
なんてね(笑)。
で、今日は洗濯物を取り込もうとして、ビックリ。
ってか、洗濯物を持ったら、パラパラーッって、・・・粉がね、末端です(・・・って、パソコンかい(笑)。
じゃなくて、舞ったんですよ、粉が。
「あれっ?き、きな粉?なんで?」
とはさすがに思いませんでしたが、「そうか、花粉かー」って、本当に思いました。手すりも真っ白。「まだ二月になったばかりなのに、今年の花粉は激しいなー」って思いつつ、洗濯物をハタハタとはたいて、取り込みました。
で、たまたまちらっとクルマを見てね、思いましたよ。
あ、・・・これ、花粉じゃないだろう。もしや・・・、と思って、
調べてみると。
やっぱりそう。きな粉でした。
・・・じゃなくて、火山の噴火でした。火山灰だったんです。
フロントガラス、こんな具合です。風の強い日に海辺に停めておいたみたいになってます。
それにしてもね、凄いですよね。この威力。
昔むかし、火山が大噴火して、世界が何年にも渡って真っ暗になって、それで気温が下がって、動物が沢山死んで、氷河期が来て・・・っていう話を読みました。実際に、繰り返されてきた実話ですよね。地球の歴史のひとつです。
浅間山、昨夜の噴火の様子。
その1、その2
幸い、地球が真っ暗になるほどの大噴火ではなかったですけれど、遠く離れた僕の住む街にまで、この爆発の時の噴煙が届いているんです。こんな動画を見ると、地球は生きているんだな、と本当に畏怖の念にかられます。
あの美しい富士山だって、れっきとした、火山。しかも、地球史からみたら、まだまだ若い火山。
そして、休火山なわけですよね。Silent Volcano.・・・今は沈黙、してるだけで。死火山ではないわけです。
浅間山の噴火の映像を、何度かじっと繰り返し見ていたら、ちょっと想像しちゃったりして・・・ドキドキしてきたりね。その歴史の一点には、出来れば立ち会いたくはないな、って。
「古記録によれば新富士火山の噴火は781年以後17回記録されている。
噴火は平安時代に多く、800年から1083年までの間に12回の噴火記録がある。
また噴火の合間には平穏な期間が数百年続くこともあり、例えば1083年から1511年まで400年以上噴火の記録がない。
また1707年の宝永大噴火以後も約300年間噴火していない。」
Wikipediaより引用。
ここでこれだけの火山灰ですから、地元では大変なことでしょう。浅間山の、一日も早い沈静化を祈ります。
ではー。