この人の音が少しでも早く聴きたくて、
発売日を待ってCDを買って、何度も何度も聴きました。
この人の真似が、・・・例え下手くそでもしてみたくて、
高校生の時には、コピーバンドもやりました。
この人が自分の音楽について、どんなことを言うのか知りたくて、
インタビューの載っているキーボードマガジンを買っては、繰り返し繰り返し、読みました。
この人と同じ音が出したくて、
アルバイトをしては、同じ機材を買いました。
この人が実際に弾いているところが見たくて、
チケットぴあでチケットを買って、武道館にライブを見に行きました。アリーナの左の後ろの方だったな。
その数年後、
奇跡的にも出会うことができ(何度も読んでいただいているかもですが、この日のブログに詳しいです。)、
そして、
・・・18年前、プロデビューをしたバンドに僕を紹介してくれたのも、この人でした。
そして昨年、
「マウンテンって、知ってる?僕、大好きでさ。トリビュートバンドをやりたいんだけど、僕ベースを弾くから、川村君、キーボード弾いてくれない?」
って電話があって。
マウンテンは、この人が高校生の時から大好きで、当時はキーボードとしてコピーバンドをしていたそうなんです。
そして、送られてきた封書。
「これ、当時書いた譜面なんだよね。一応渡しておくからさ、コピーの参考にして。」
・・・高校生の時の、厚見さんの手書きの譜面。
その音符を、僕が今、弾いているわけです。
この写真のシーンは、ライブでは見れないかもしれません。
ただ、こうして鍵盤を前に、一枚の写真に収まることができる日が来るなんて、
いったい誰が想像できたでしょうか。
人生、何が起こるかわかりませんね。
just like a miracle.
まるで、奇跡。
(撮影は”ブラック・リコリス”のGt.&Vo.のエージ・ファーナーさん。いつの間にか、僕のカメラで撮ってくれてました。ほんと、ありがとうございまいした。)
ではー。