「ベストヒットU.S.A」という番組は、僕の中の音楽の、物凄く沢山の部分を作ってくれました。その興味の芽を育んでくれました。
その、大好きだった番組を、初めて見た日の一位が、マイケル・ジャクソンの「Beat it」でした。
そして、ほどなく初めて自分の意思で、自分のお小遣いで、洋楽のアルバムを買うと決めて、その最初のアルバムが、・・・この「スリラー」・・・ではなく、その時二位だった、STYXのアルバムでした。「ミスターロボット」という曲がヒットしてましてね・・・、もう、その、お恥ずかしい話、それぞれのアーティストがどんな人とか、どんなグループとか、全然わからない時代の話でして、ただただ、「なんかすげー」って思って、すっごく悩んで、どっちにしよーって、悩んで、悩んで、
STYXにしたんでした。
・・・ここ、ちょっと笑うところなんですよ、自分的に(笑)。
でも、勿論マイケルの「スリラー」は聴きたい。でも、お小遣いは使ってしまった。
そこで、当時出来たばかりのレンタルレコード(レンタルCD、ではないですよ)屋さんで、このスリラーを借りて、カセットに録音して、・・・結局、STIXよりもこちらのマイケルの方を良く聴くことになりました。結果的にはね。
だって、今でも、こうしてこのアルバムは、持ち歩いているんですから。
大好きな80’sなんですが、このプレーヤーには、このマイケルの「スリラー」以外は、アルバム一枚丸ごと入れているものは、他にありません。他は、一曲だけとか、何曲か、好きな曲だけ、とかなんです。
でも、このアルバムだけは、アルバムごと入れているんです。
色々な番組で、ニュースで、追悼企画がありますから、これを機に、マイケルの音楽に改めて触れる方も多いかと思います。実は彼は、そんなに沢山のアルバムを残したわけではなく、マイケルジャクソン名義として全部で7枚(ベスト盤を除く)、確かその位の枚数だったと思います。しかもそのうち、事実上「スリラー」、そして、続く「バッド」の二枚のモンスターアルバムだけで、世界中のエンターテイメントを変え、彼自身「KING OF POP」の名を手にした、と言えるでしょう。
しかしながら、本当に今聴いても、ほんとうに素晴らしいです。かっこいいです。ゾクゾクします。
もしかしたら、2009年は、最後の、本物の、「スーパースター」を失った、あまり、いや、全然嬉しくないメモリアルな年になってしまったかもしれません。
僕も知らなかったような素晴らしい映像もYouTubeなどには沢山あって、昨夜はずっとマイケルの映像を観ておりました。いつのまにか夜が明けてしまい、時計を見たら、朝7時。
画面だけ付けていたCNNニュースでは、夜通し、マイケルのニュースだけを流しておりました。
こちらでご紹介したい映像も沢山あるのですが、やっぱり、この曲にします。この曲に参加した顔ぶれをみればみるほど、この歌詞を考えれば考えほど、マイケルの偉大さを感じます。功績の大きさを感じます。しかし、また、何度も何度も、「おぉ!」と映像の中のマイケルに胸を躍らせつつも、同時に、何度も何度も、「もう、いなくなっちゃったのか」、と思わされるたびにため息がでてしまうのです。
We are the World
http://www.youtube.com/watch?v=WmxT21uFRwM
では。
---追記。---
また今夜も眠れない夜です。
http://www.youtube.com/watch?v=Jpz5eD9L4dA
http://www.youtube.com/watch?v=yTMjA4ZJUqo&feature=related
お時間があれば、是非。
I miss you, Michael.
では。