
まさに、全力。
一緒に同じステージに立っていて、それでもその集中力に圧倒されるという。
……凄まじい、歌の神、だと思います。
そしてね、いまさら僕がこんなこと言ったところで、「知ってるよー」なのかもしれませんが、
こんなにも“声を自在に操って表現ができる”人というのは、まったくもって稀有な存在、まさに、奇蹟だと思いました。
僕は、昨日のライブ中、
ある意味では、微熱状態というか、アドレナリンがものすごくて、どうしたって冷静ではいられない状態でした。
その中で、皆さんの歌、演奏、を聴きながら、同時に、自分のすべきことをする。
コンサートの流れの中では、演奏そのものは勿論付随してきますし、楽器の音色のチェンジのタイミングや、フレーズのアーティキュレーションがどうだとか、
個人的には、それなりにいろんなことを考えながら演奏していたのですが、それでも、
終わってすぐは、
「……えーっと、何が起こってたんでしたっけね」
というくらい、怒涛の渦に巻き込まれ続けた後のような感覚なわけですよ。
そして今日、帰りのバスの中。
ぼーっと、景色を見ながら昨日の録音を聴いていて、
歌を聴いていて、
涙がこぼれました。
ある曲の、ちょっとした、短いフェイクひとつで。
なんなんでしょうね。
たった0コンマ数秒の声で、
人の心を、ゴンと打つことができる。
こんなことができる人って、
本当にそうはいないと思うのですよ。
凄いです。
勿論、それを支え続けているバンドの皆さんも、本当に凄まじいですよ。
あの才能と向き合うわけですからね、
生半可なミュージシャンでは、とても太刀打ちできないでしょう。
これは、正直な話、本当にそう思います。
メンバー一人ひとりの、類いまれなる演奏力、そして、僕が一番驚くのは、その、オリジナリティ。
「なんで、そんなフレーズが思いつくんだろう」とか「この曲に、その音色か……」とか、
もう、……全てが、普通じゃないんですよ(笑)。
安全地帯って、凄いですよ。
って、だから、
……今さら、僕なんかが言うことじゃないですよね(笑)。
というわけで、美味しかったラーメンのお話しとかは、またー
。
ではー。