ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は終日レッスンがあったこともあり、まだテレビのニュースも見れておりません。

ネットニュースの文字で読んだだけですし、そもそも、自分の中で前例もないし、「え?」、と、まったく現実感がないのです。

早朝とはいえ、日本の大都市の街中で、大きな会社の社長さんが、銃で何発も撃たれて殺されるなんてことがあるとは。

恐ろしいニュースです。

ましてや、それが、あの王将の社長さんだとは。

 

当然、まだ何も詳しいこともわかりませんし、今は、犯人の逮捕と、事件の解明を待つしかないのですが、

といって、亡くなってしまった方は、戻ってはこれません。

ただただ、心から、哀悼の意を表したいと思います。

お店が無くなるとかは無いのでしょうが、やはり、いちファンとしてとても悲しく、寂しい思いでおります。

 

「(傾きかけた会社の再建策として)中華料理以外の業態から撤退し、『餃子の王将』に経営資源を集中させた。」

音楽でいえば、目移りせず、徹底的に自分の得意なジャンルを持ち、それを伸ばす、ということでしょうか。

 

「客を待たせる時間が多少かかっても一から作ることを原則とし、作り置きを廃止した。」

客の回転効率が悪くなったとしても、より美味しいと思うものを提供する。つまりは、効率より、内容で勝負する。

 

「『料理人がネギを刻み、鍋を振る音がお客に聞こえることが大事。料理は生き物。心で作って雰囲気で食べるもの』が持論だった」

 

これは、「やはりライブが一番」ということに繋がる言葉のように思いました。

僕は、音楽の中で、演る側にとってもも、受け手側にとっても、一番、面白く、リアルで、価値のあるものはライブ演奏だと思っています。

また、同じ曲でも、CDと違って、ライブでの音楽はいつも何かが違います。まさに、生き物です。

大好きな人が集まり、開演を待つドキドキ感。そして、会場の照明が落ちた時のあの興奮。

そして、ライブ中の熱気、一体感。

終わってみれば、曲の細かいところなんて覚えていないけど、「なんか、すっごく楽しかったー!」

まさにこれ、音楽そのものだけでなく、それを作る、聴く雰囲気そのものを、楽しんだということですよね。

記事元

 

さすがです。

ご飯のことなのに、音楽にもこんなにも通じているのです。

わかっていらっしゃったのですね。

こういう方のもとで作られていた料理のいちファンとして、とても誇りに思います。

 

 

とても安らかに、……なんて心境ではまだないかもしれませんが、

とにかく、心より、ご冥福をお祈りいたします。

 

また、行きます。

 

では。



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