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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日から、へきるちゃんも加わっての、リハーサル四日目。

やっぱり、生の歌声が入ると、がぜん楽しいです

 

世界には多種多様な音楽がありますが、一番力があるのは、やはり音楽の発祥でもある、歌です。

 

出尽くしたのでは、などと言われることもありますが、

メロディとコードの組み合わせ方だけでも勿論まだまだな上、さらに楽器の音そのものや、加工の仕方や音量のバランスも含めますと、作り出せる音楽の可能性は、まだまだ限りがありません。楽器を演奏する人間の個性がどのくらい音楽に反映されるかと申しますと、これまた、一般に思われているよりもはるかにバリエーションがあるものです。

さらに、人間の生の声には、個人が特定できる「声紋」というものがあることからもお分かりのように、世界に二人と同じ声の人を探すことは不可能で(ものまねなどで、表面手金い一時的にかなり近づけることはできたとしても、完全に同じになることはありえないのですね)、

さらに、同じ一人の人が歌っても、曲によって、色々な歌い方があって、

そしてさらに歌詞というものがあるのですから、まだまだ、これからも「無限に可能性のあるもの」なのです。

さらには、年月の経過や、その日の気分、体調などでも、音楽はどんどん変化します。

まさに、生き物

 

僕たちはよく「この曲は……」などという言い方をしますよね。

でも、音楽そのものを考えるとき、「この曲」というものは、あくまでも、メロディと歌詞、そしてその時に共通認識として認知、想定されているサウンドで出来た、一つのパッケージを指すことが多いのですが、これは、いわば一つの“ショーケース”に過ぎません。

その”見本品”の完成度を競う(?)のが、レコードであり、録音芸術なのですが、

本当の音楽は、やっぱり、すべて違います。

同じ人間が演奏したり、歌っても、毎回、かなり違うのです。

むしろ、全く同じように歌い、全く同じように演奏することは、これはこれで非常に難しい作業ともいえます。

 

 

ライブは楽しいです。

そして、リハーサルが、これはお客さんにお見せすることはまずないものなのですが、

リハーサルならでは、だからこその演奏というのがありまして、これまた、”まかない飯”のような味わいがあります。

 

 

目に見えない音楽を、一つところに閉じ込め(録音、レコード)、そしてまた、空気に、振動として、放つ(生演奏=ライブ)。

 

それで、自分自身が、そして聴いてくれた方が、気持ちよくなったり、感動してくれたり、泣いてくれたり、興奮したり。

 

全ては、目に見えないばかりか、触ることもできず、お腹にもたまらない、楽器や声で作る、空気の振動のなせる業。

 

 

空気、すごいじゃないか、という(笑)。

 

毎日、帰りには、猛烈に眠くてたまらなくなります。

それだけ、エネルギーを使うのですね。

 

なので、夜になるころには、「今日こそは早寝しよう」と思っているくせに、

一杯飲むと、なんだかちょっと元気になってしまう、というのもあります。

映画は長くなるので危ないので(笑)、今は出来るだけ近づかないようにしているのですが(それでも、つい見ちゃうんですけど……)、

本など読み始めてしまったり、気軽にネットが見れちゃうiPadで、たとえばこんなハモンドのページとか見ちゃうと、ダメなんですよねえ……(iPadの罪つくりめー。でも、白いレスりーと黒いレスリー、いいなー(笑))。

 

さて、そんなしてないで、

今日こそは、少し早く寝よう

 

なんたって、明日からは、リハでもいよいよ本番さながらのフルの二回まわしに、なるのですからー

うひょー

 

ではー。



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