ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は、昨日のリハーサルの音源を聴きながら、

まずT京音大へ。

 

来週から後期の授業が始まるのですが、その前に一度、教室のスピーカーのチューニングをしたい、とお願いしてあったのです。

これは、音の聴こえ方を調整する作業のことなのです。

ライブやコンサートなどでも、必ずPAエンジニアさんがやる事なのですが、

例えば、同じスピーカーでも、置き場所、会場、部屋や環境の素材、人間の有無などによって、全然違って聴こえるものでして、

勿論、音楽にもよるのですが、できるだけ、バランスの良い状態は、人間が耳で調整しながら作る必要があるのです。

逆に言いますと、例え、どんなに良い音がするというスピーカーを買ってきても、調整をちゃんとしなければ、そのままでは望むような、良い音にはならないのです。

 

たとえば、片方のスピーカーのそばにはカーテンがあって、片方のそばには壁がある、などという場合では、

極端な場合では、左右で、音楽のピッチまで違って聴こえてしまうことだってあるのです。

 

授業の中で、学生さんが作るフレーズやモチーフ、コード進行などを、全員で聴くこともありますし、

定期的に行っている、課題作曲の発表&試聴会も、当然、スピーカーを使って、それなりの音量で聴くのです。

それまで、コツコツとヘッドフォンを使って作ったり、あるいは自宅で作業をして、一生懸命、メロディやコードのみならず、楽器や音色や聴こえ方にこだわって仕上げる楽曲。

 

いざ、教室の大きなスピーカーで聴いた時に、「思ってた感じと違うなあ」ということになりますと、これは良くないですよね。

ですので、今日は、できるだけ学生さんの作業環境と、スピーカーの出音(でおと)の差を縮める作業を、

エンジニアさん、助手の皆さんにお願して、させて頂いたのです。

 

数十キロはある重たいスピーカーの距離を変えてみてもらったり、スピーカーの縦横を変えてみてもらったり(・・・全然、聴こえ方が違うんですよ)、

広い教室のどこで、一番いい音になるか、あるいは、デッドになってしまう位置は・・・などと確認しつつ、

上手い具合になるように、あれこれと調整をお願いして、最終的には、・・・スピーカーを増やして(!笑)もらったりもして、

お陰様で、以前よりも、ずいぶんと良い音に調整できたと思います

 

・・・って、こういうのは、本当に細かい作業でもありますので、まだまだ完成ではないのですけれどもね。

 

そして、それが終わってから、こちらも来週から授業が始まります、S足学園音大へ。

こちらへは、授業、レッスンのスケジューリングをしに行ってまいりました。

 

これは今年の夏前から始まったシステムで、

僕のレッスンを希望してくれた学生さんに、「ではあなたは何曜日の何時何分にレッスン室へ」「あなたのレッスンは何曜日の何時何分から」というのを、

全員分、自分でカレンダー・システムとにらめっこしながら、調整して、割り振っていくのです。

 

学生さんにも、授業や、他のレッスンなどのスケジュールがありますから、

それを見ながら、「この学生さんは、ここが空いてる」と、レッスンを割り振っていくのですが、まるでパズルのようでもありまして、

これがなかなか、時間のかかる作業なのですね。

僕は幸い、上手くはめられたので、比較的早くに終わりましたが、僕より先に来ていた先生は、

僕が終わったあともまだ少しやっておられて「・・・4時間かかったよ・・・」と言っておられました。

 

でも、自分でやれる分、他の仕事などを入れていたりした場合など、調整ができるメリットがあります。

先生たちも、それぞれ現役のミュージシャンですから、ライブやリハーサルなどありますので、このシステム、

・・・慣れれば、素晴らしいものですよ。

 

まだ、このシステムでの調整は、今日で二回目でございました。

はやく慣れなくては、です

 

帰ってからは、12日のライブの予習を進めておりましたが、

明後日のへきるちゃんの本番もありますから、こちらも忘れないようにしないとなのです。

 

まあ、中二日では忘れることはない、

 

はずですが(笑)。

 

がんがります

 

ええ、がんがりますとも

 

ではー。



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