実は昨日、ちょっと用事があり、夕方から都内某所にあります実家に行っておりました。
今年のお正月は、へきるちゃんのツアーがあり、また、緑ちゃんの執筆の方も佳境(・・・幾度目かのね(笑))を迎えておりまして、顔も出さずだったのですが、とはいえ、まあ、家族ですから、だからといってヨソヨソしくなることもなく、「はいどうも、こんにちは」といった感じで挨拶してしまえば、普通に話が始まるのです。
というか、クルマを車庫に入れていると、そんな挨拶すらする前に「・・・あと20㎝下がれるわよ」という母親の声が。それが第一声ね。しかしなぜに、エンジン切って、半分降りてからから言うかなー(笑)。
しばし、母と、そして父と(時々お墓参りに行っている父とは違う父ですよ。・・・って、同じだったら怖いしね(笑))、そして、書いたことがあったかどうかアレですが、弟と、4人でコーヒーを飲みながら、お茶を飲みながら、ハーブティーを飲みながら、あれこれと。
・・・やっぱり、親戚の家や実家というのは、ちょいちょい飲み物やらが出てきますな(参考ブログ)。甘いお菓子とかも何種類か出てきましたしね。
まあ、細かい話は内々のことなので割愛しますが、時間も時間なので、飲んだり食べたりの延長で、さらに食事をご馳走になって帰ることになったのですが、そこで再発見がありました。
実家とはいえ、僕は客扱いなのか(まあ、1年以上に一度、ちょっと現れるだけですからね(笑))、準備も何も手伝わず、他の三人が動いてくれるのを見ながら、ただ席に座って待つ、という贅沢な感じで。ありがたいものでした。
写真は、「とりあえず」と出てきた新ジャガの煮物。なんと、味噌で煮てありました。ちょっと意外でしたが、とても美味しく頂きました。ジャガイモ、美味しいですよねぇ。奥にあるのは、筍とフキの煮物だったりもして、これまた美味しく頂きまして。サラダやらなにやら、「これもとりあえず」と出てくるわけで、まあ、どれも自分が食べて育った味ですから、舌に合わないものなど無いわけで(・・・僕の場合はまず大体なんでも合いますが(笑))、ついつい、メインの「チキンブイヨンのピリ辛豚しゃぶ鍋(←正式名称は知りませんが、そんな感じ)」が出てくるまでに結構に食べてしまったわけですよ。普段だったら「いい感じー。おっしまい」って位ね。
でも、そこからがメイン(笑)。
見ていると、鍋にドンドン豚肉が入れられます。弟も料理をするので、彼と母とで、ドンドン入れるのです。野菜もドンドン。肉ドンドン。食べても食べても減りません(笑)。
でも、減っていく。
でも、またドンドン具が入るのです。
実家とはいえ、ご馳走になっている身ですから、黙って「美味しいねぇ」と頂いていながらも、次から次へと出てくる具。冷蔵庫に立っては豚肉が。キッチンで何か刻んでると思えば、新たな野菜が。
で、途中で、「あ、ご飯炊いたんだ。忘れてた。食べるでしょ」「あ、う、うん、ちょっとでいいよ」
10穀米が出てきました。
・・・普通にね(笑)。
ご飯を食べながら、「どんどん食べなさい」というので、鍋も食べましたが、食べる側から、どんどん豚肉と野菜が投入されるんですよ。最初と同じ位のペースで(笑)。
(一応、投入されるのですから、父も母も、弟も勿論箸は動かしているわけです。減っては増え、減っては増えていくわけです。それだけ、お腹には入って行っているわけです。)
母が「お肉、まだあるわよ」と、その返事も待たずに冷蔵庫に立ち、また新たな豚肉のパックを持ってきて、あっという間にラップをあけると、またもやお鍋に投入し始めました。
「(・・・もう、いいんじゃ)」
と思った矢先、母は、「こっちのお肉も美味しいのよ」と、もう1パック開けて・・・
ここで、とうとう僕はガマンしきれずに、一言。
「・・・あ、あのさ、も、もういいんじゃない。」
すると「あらそう?じゃ、足りなかったら入れようか」と、
といいながら、サクサクと食べ、あっという間に完食。
そして、「もう一杯です。どうもありがとう。」と、お鍋を片付けてもらっていながら、見ていると、弟は「いやー、よく食べたー」といいながら、テーブルに残っていた先程の煮物なんかをまだパクパクと食べている。父も食べている。
そう、そして思ったのです。そして、これが再発見。
こ、この家の人たちって、
・・・なんて食いしん坊なんだろう(笑)。
ってね(笑)。
しかも、はっやいんで。食べるのが(笑)。僕の早食いが、全然目立たない・・・というか、むしろ負けてる。敵わない、というね(笑)。
いやあー、凄い。弟はともかく(←まだ20代ですからね)、父も母も還暦をとうに越えております。
これで、この食欲。このスピード感(笑)。僕が子どものころ、そして彼らが僕くらいの年代だった頃・・・想像するだけで、その凄さが目に浮かぶようです(笑)。
でもね、嬉しいことです。
沢山、元気に、よく食べる。
これって、生き物としての、一番の姿ですものね。食は、全ての源。僕たちのこの身体は、僕たちが食べた物で出来ているのですからー。
しかし、僕は、自分がちょっと食いしん坊な理由が、昨日完璧に理解できました。
・・・なんだ、”ちょっと”食いしん坊って。
はい、すみません。
・・・でも、なんか、だって昨夜は、ちょっと敗北感を味わったんですよ(笑)。
ようし、負けないぞー。というわけで、今日は後ほど、青椒肉絲を作ります。
ではー。