稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

長正館定例剣道稽古(2019年1月16日)

2019年01月17日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で19時半から。
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19時過ぎから自主的に剣道形稽古。
準備運動、素振り、礼をしてから基本稽古と自由稽古。
参加は最終8名。ちょっと少なめ。
日没後に急激に冷え込んだ。暖房の無い体育館は寒い。
稽古終了は20時。


(時間前の剣道形稽古)


(円陣で準備運動と素振り)


(基本稽古)


(Ⅰ口初段とK部五段)


(稽古終了)


【感想・反省点】

六段審査を目指すK芦五段。
いきなりの「小手→面」の二段打ちが出る。
攻めも何も無い。タイミングだけの技である。
「渡りの小手面は審査では評価されませんよ」と注意した。

相手の構えがしっかりしていて攻めしろが見つからない場合、
往々にして小手面の二段打ちをする場合があるが、これは試合剣道である。
打突部位は、面、小手、胴、突きしかない。小手面という打突部位は無いのである。
小手を誘って、相手に小手を打たせてからの相小手面は良い。
上手くなれば小手打ち落とし面も可能になる・・・と指導しておいた。

K部五段から大きな右手打ちの面での相面を挑んできたので、
こちらも歩み足で切落しの面を何回も放った。
これは剣道における剣術的な稽古で、竹刀で切り落とすには、
絶妙な竹刀の位置(接点)と力加減と速度が必要になる。
木刀や日本刀であれば、鎬と反りで切落しはし易いが竹刀では難しい。
将来は「飛び込まない剣道」をやってみたい。一刀流の剣道である。
少し見えてきたものもあるので次回も稽古してみようと思う。

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稽古終了後に弟子から質問があった。
「足が上がるクセが直らないんですけどどうしたら良いですか?」

確かに昔から右足が上がるクセがあるが最近は問題になるほどでも無いと感じている。
遠間から打ち込むタイプはみな右足が上がる。
長正館のF六段も右足は上がる。遠間から打ち込むからだ。
勢いがある面打ちは、多少右足が上がってしまうのは致し方無い。

気剣体の一致も、勢いがある場合は一致しないことがほとんどである。
面を打った瞬間は足が宙に浮いている時もあるし、またその逆もある。
スピードのある攻防中ではそういうものだろうと思う。

ともかく説明として、
左足で腰と右足を押し出し、右足を低空飛行で床を滑らし、
足幅を広くしていって打つという基本動作を教えた。
この稽古方法は竹刀無しでも出来る。どこでも出来る。
指導する側が言うのも変だが自分自身も気をつけて取り入れていきたい。

体幹がしっかりしていないと体軸が捻じれる。
私の体幹はまだまだ鍛え足りないのだ。改めて反省している次第。
コメント
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