2月1日は大阪府剣道連盟に行き、教士の証書と、
長正館の館員の、初段、二段、五段(2名)の証書を戴いてきた。
教士の証書は登録料の68900円と引き換えである。貧乏剣士には辛い。
辛いと言いながら昼食は天満の「らんぷ亭」でビフカツランチ。1230円、美味なり。
さて、2月2日の往馬玄武会の稽古。
(稽古のことは明日書きます)
終了後に、五段を目指すH名さんに「気迫が足りないよ」とアドバイス。
そしたら「気迫を作るには打ち込み稽古が良いですか?」と質問が来た。
打ち込み稽古や懸かり稽古は、正しい間合いで間髪つかず打ち込むため、
正しい打突と、そのための体幹や身体能力を養うことが出来る。
しかし気迫はメインではなく勢いの稽古かと思うと言った。

(とある六段審査の画像、本文とは直接関係ありません)
---H名さんへのアドバイス---
気迫はまず発声。声の大きさである。
咽喉から「ヤー」と出すのでは無く、腹の底から「イヤァァーーー!」と出す。
H名さんは元々声が小さいので、誰も居ないところでの独り稽古を勧めた。
腹の底(下腹部=下丹田)から声が出ると大きくなくても気迫は出せる。
まずは稽古の中で、その道場で一番大きな声を出せるよう意識すべきである。
立ち上がって構えたら、ともかく目の前が暗くなるほど声を出してみる。
(私は昇段審査の時、視界が真っ暗になって慌てたこともあったが・・・)
あとは精神力。
打たれたらどうしようとか、いつ打とうとか、打ったら返されるんじゃないか?
などという迷いは一切がっさい頭から消し去り、燃えたぎる闘志を持つこと。
最初の一本は返されようが防がれようが、ともかく会心の面を打ってやるんだ!
という気持ちが大事。迷いのあっては気迫は出ない。
無い自信を無理やりにでも表に出すこと。
姿勢も大事。
腰が引けていては気迫も出ない。胸を張り、大きく構えて無駄に動かず堂々と。
あと、これは師匠からの受け売りだが、
蹲踞して、立ち上がって、最初に「イヤァァーーー!」と声を出す。
そして吐き切った息をふたたび吸い込む時に、「気」が自分の中に、
あたかも風船が膨らむように、パンパンにはち切れるほど充満させ、
その気持ちのまま(気迫がパンパンのまま)で前に出ること。
初太刀は、気迫の風船を一瞬で割るがごとく技を出す。
気持ち、姿勢は相手との背比べ。相手が大きくとも背比べ。
--------------------
ともかく一朝一夕(いっちょういっせき)では身につかないので、
稽古の度に、最初の1分間でも良いからやり続けなさい。
参考になれば幸いである。
今年こそ五段に受かって欲しい。
長正館の館員の、初段、二段、五段(2名)の証書を戴いてきた。
教士の証書は登録料の68900円と引き換えである。貧乏剣士には辛い。
辛いと言いながら昼食は天満の「らんぷ亭」でビフカツランチ。1230円、美味なり。
さて、2月2日の往馬玄武会の稽古。
(稽古のことは明日書きます)
終了後に、五段を目指すH名さんに「気迫が足りないよ」とアドバイス。
そしたら「気迫を作るには打ち込み稽古が良いですか?」と質問が来た。
打ち込み稽古や懸かり稽古は、正しい間合いで間髪つかず打ち込むため、
正しい打突と、そのための体幹や身体能力を養うことが出来る。
しかし気迫はメインではなく勢いの稽古かと思うと言った。

(とある六段審査の画像、本文とは直接関係ありません)
---H名さんへのアドバイス---
気迫はまず発声。声の大きさである。
咽喉から「ヤー」と出すのでは無く、腹の底から「イヤァァーーー!」と出す。
H名さんは元々声が小さいので、誰も居ないところでの独り稽古を勧めた。
腹の底(下腹部=下丹田)から声が出ると大きくなくても気迫は出せる。
まずは稽古の中で、その道場で一番大きな声を出せるよう意識すべきである。
立ち上がって構えたら、ともかく目の前が暗くなるほど声を出してみる。
(私は昇段審査の時、視界が真っ暗になって慌てたこともあったが・・・)
あとは精神力。
打たれたらどうしようとか、いつ打とうとか、打ったら返されるんじゃないか?
などという迷いは一切がっさい頭から消し去り、燃えたぎる闘志を持つこと。
最初の一本は返されようが防がれようが、ともかく会心の面を打ってやるんだ!
という気持ちが大事。迷いのあっては気迫は出ない。
無い自信を無理やりにでも表に出すこと。
姿勢も大事。
腰が引けていては気迫も出ない。胸を張り、大きく構えて無駄に動かず堂々と。
あと、これは師匠からの受け売りだが、
蹲踞して、立ち上がって、最初に「イヤァァーーー!」と声を出す。
そして吐き切った息をふたたび吸い込む時に、「気」が自分の中に、
あたかも風船が膨らむように、パンパンにはち切れるほど充満させ、
その気持ちのまま(気迫がパンパンのまま)で前に出ること。
初太刀は、気迫の風船を一瞬で割るがごとく技を出す。
気持ち、姿勢は相手との背比べ。相手が大きくとも背比べ。
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ともかく一朝一夕(いっちょういっせき)では身につかないので、
稽古の度に、最初の1分間でも良いからやり続けなさい。
参考になれば幸いである。
今年こそ五段に受かって欲しい。