稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

ホエーブス625

2019年02月06日 | つれづれ
キャンプブームが来る前からのキャンプ好きで、
最初のキャンプは自転車にテントを積んで近所の空き地で野宿した中学生の頃だった。

ずっと調理は近場の薪を集めて行っていたので、
大人になって初めてキャンピング用のストーブを買った時は、
世の中にはこんな便利なものがあるんだと驚愕感嘆歓喜したものだった。

子供が大きくなって、家族連れでのキャンプをする事も無くなり、
キャンプ道具は押入れの中に眠ったままとなって久しい。

最近、車中泊などいいよなあ・・・と思い始め、
押入れから昔の道具を引っ張り出してきた。



写真は、左からコールマン442、コールマン508、ホエーブス625。
20年間眠っていたが、コールマンは簡単なメンテナンスで問題なく着火する。

ホエーブス625は加圧ポンプがスカスカの状態で、分解してみたが、
中の革製パッキンの寿命が来ているらしく、オイルを含ませても加圧が充分に出来ない。

このホエーブス625は、次兄が20年ほど前にくれたもの。
次兄は高校生の頃(奈良の東大寺学園)にワンダーフォーゲル部に所属していた。
その時に買ったものだと記憶しているので、50年も前のものである。

昔の山登りは、こんなに大きく重いストーブを担いでいたんだなあ。

ホエーブス625は、コールマンと違い、アルコールでプレヒート(余熱)が必要で、
取り扱いは少々面倒だが、静かだし、コールマンには無い趣(おもむき)があって良い。

特に急ぐ旅でないのならホエーブス625と一緒に行ってみたい。
ポンプを押して加圧して、アルコールをストーブのくぼみに入れて火を点けプレヒート。
ストーブが充分暖まったらノズルを開けてバーナーに点火する。
こういった面倒な作業も、何かおごそかな儀式のようで楽しいものだ。

さきほど、ホエーブス625の部品を発注した。
ネットの世界はありがたいもので、こんなに古い製品の部品でも手に入る。



メンテナンスを済ませたら、このホエーブス625を持って旅に出よう。
どこに行こうか、何を作って食べようか・・・
コメント
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